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文献概要
特集 通院・通所における理学療法を再考する
エディトリアル
著者: 金谷さとみ1
所属機関: 1博愛会菅間記念病院在宅総合ケアセンター
ページ範囲:P.193 - P.195
文献購入ページに移動はじめに
超高齢社会がもたらす医療費の高騰が懸念され,医療から介護への移行が着実に進められている.リハビリテーションにおいても例外ではなく,2016年度診療報酬改定において維持期リハビリテーションの介護保険への移行に関する具体的な改定がなされた.医療制度改革による医療費削減は着実に遂行されており,今後も続くであろう.
リハビリテーションに関する改定が他の診療と比べて遅く緩やかだったのは,入院期間短縮などの医療費削減に直結するリハビリテーションの効果のほどを期待されていたことと,過去にリハビリテーション専門職の人員が少なかったためである.現在,入院期間短縮が実現されており,理学療法士の数が増え,その多くが医療機関に入職していくことを考えれば,その部分にメスが入るのは当然のことである.
超高齢社会がもたらす医療費の高騰が懸念され,医療から介護への移行が着実に進められている.リハビリテーションにおいても例外ではなく,2016年度診療報酬改定において維持期リハビリテーションの介護保険への移行に関する具体的な改定がなされた.医療制度改革による医療費削減は着実に遂行されており,今後も続くであろう.
リハビリテーションに関する改定が他の診療と比べて遅く緩やかだったのは,入院期間短縮などの医療費削減に直結するリハビリテーションの効果のほどを期待されていたことと,過去にリハビリテーション専門職の人員が少なかったためである.現在,入院期間短縮が実現されており,理学療法士の数が増え,その多くが医療機関に入職していくことを考えれば,その部分にメスが入るのは当然のことである.
参考文献
1)厚生労働省保険局医療課:平成28年度診療報酬改定の概要.http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000125201.pdf(2016年11月8日閲覧)
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