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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル51巻3号

2017年03月発行

文献概要

特集 通院・通所における理学療法を再考する

呼吸器疾患領域における通院の理学療法

著者: 北川知佳1 角野直1 森内惠郁1 山下はるか1 伊東宏1

所属機関: 1長崎呼吸器リハビリクリニックリハビリテーション科

ページ範囲:P.215 - P.220

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はじめに

 呼吸リハビリテーションは,慢性呼吸器疾患に対する治療のなかで重要な位置を占める.日本呼吸器学会の「COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン(第4版)」1)でも6つの管理目標のうちの一つが「運動耐容能と身体活動性の向上と維持」と改訂され,その概念が導入されている.在宅で運動耐容能と身体活動性を維持・向上するためには,通院(外来)・通所での呼吸リハビリテーションの役割は重要である.

 長崎呼吸器リハビリクリニック(以下,当院)は呼吸器疾患に対する治療,呼吸リハビリテーションを行う専門施設として開設された19床の有床診療所である.本稿では当院における外来リハビリテーション(通院),通所リハビリテーション(通所)の現状を報告し,呼吸器疾患患者における通院・通所の利点,問題点について検討する.

参考文献

1)日本呼吸器学会COPDガイドライン第4版作成委員会(編):COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン,第4版.メディカルレビュー社,2013
2)北川知佳,他:病病連携・病診連携の実際.日呼ケアリハ会誌26:301-305,2016
3)北川知佳,他:外来理学療法—外来呼吸リハビリテーションの実際.PTジャーナル46:708-715,2012
4)城石涼太,他:リハビリテーション医療における呼吸器診療—在宅呼吸リハビリテーション.MB Med Rehabil 189:111-117,2015
5)日本呼吸ケア・リハビリテーション学会呼吸リハビリテーション委員会ワーキンググループ,他(編):呼吸リハビリテーションマニュアル—運動療法,第2版.照林社,2012
6)河辺千鶴子,他:在宅COPD患者における長期呼吸リハビリテーションと栄養指導継続の効果.日呼吸ケアリハ会誌25:453-456,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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