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特集 通院・通所における理学療法を再考する
呼吸器疾患領域における通院の理学療法
著者: 北川知佳1 角野直1 森内惠郁1 山下はるか1 伊東宏1
所属機関: 1長崎呼吸器リハビリクリニックリハビリテーション科
ページ範囲:P.215 - P.220
文献購入ページに移動呼吸リハビリテーションは,慢性呼吸器疾患に対する治療のなかで重要な位置を占める.日本呼吸器学会の「COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン(第4版)」1)でも6つの管理目標のうちの一つが「運動耐容能と身体活動性の向上と維持」と改訂され,その概念が導入されている.在宅で運動耐容能と身体活動性を維持・向上するためには,通院(外来)・通所での呼吸リハビリテーションの役割は重要である.
長崎呼吸器リハビリクリニック(以下,当院)は呼吸器疾患に対する治療,呼吸リハビリテーションを行う専門施設として開設された19床の有床診療所である.本稿では当院における外来リハビリテーション(通院),通所リハビリテーション(通所)の現状を報告し,呼吸器疾患患者における通院・通所の利点,問題点について検討する.
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