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文献概要
入門講座 「はじめて」への準備(臨床編)・5
はじめての装具作製—評価・提案・手続きの知識
著者: 武田好史1
所属機関: 1医療法人社団藤聖会八尾総合病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.437 - P.442
文献購入ページに移動はじめに
理学療法士にとって,運動療法や物理療法とあわせて重要な治療手段として,装具療法が挙げられる.今回,筆者が臨床で携わっている脳卒中の下肢装具の作製について,評価や本人や家族への提案の仕方,必要な手続きや制度など,知り得る範囲で述べる.後半には,筆者が担当した症例について,退院後のフォローを含めた装具作製の流れを紹介する.これから臨床ではじめて装具を作製する理学療法士の方や学生はもちろん,装具作製経験のある理学療法士の方々にも再確認の意味でご一読いただければ幸いである.
理学療法士にとって,運動療法や物理療法とあわせて重要な治療手段として,装具療法が挙げられる.今回,筆者が臨床で携わっている脳卒中の下肢装具の作製について,評価や本人や家族への提案の仕方,必要な手続きや制度など,知り得る範囲で述べる.後半には,筆者が担当した症例について,退院後のフォローを含めた装具作製の流れを紹介する.これから臨床ではじめて装具を作製する理学療法士の方や学生はもちろん,装具作製経験のある理学療法士の方々にも再確認の意味でご一読いただければ幸いである.
参考文献
1)日本脳卒中学会脳卒中ガイドライン委員会(編):脳卒中治療ガイドライン2015.協和企画,2015
2)原 寛美,吉尾雅春(編):脳卒中理学療法の理論と技術.メジカルビュー社,2013
3)道免和久(編):脳卒中機能評価・予後予測マニュアル.医学書院,2013
4)吉尾雅春(総監修),阿部浩明,他(監修):極める!脳卒中リハビリテーション必須スキル—日本を代表するセラピストが伝えるフラッグシップテキスト.gene,2016
5)阿部浩明,大畑光司(編):脳卒中片麻痺者に対する歩行リハビリテーション,メジカルビュー社,2016
6)酒向正春(監修),大村優慈(著):コツさえわかればあなたも読める リハに役立つ脳画像.メジカルビュー社,2016
7)森 惟明,他:PT・OT・STのための脳画像のみかたと神経所見,第2版.医学書院,2010
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9)渡邊英夫,他:脳卒中の下肢装具—病態に対応した装具の選択法,第3版.医学書院,2016
10)芝崎 敦:装具療法の連携(生活期と行政).阿部浩明,大畑光司(編):脳卒中片麻痺者に対する歩行リハビリテーション.pp184-196,メジカルビュー社,2016
11)西崎一智:装具にかかわる行政の役割.阿部浩明,大畑光司(編):脳卒中片麻痺者に対する歩行リハビリテーション.pp197-209,メジカルビュー社,2016
12)川平和美:片麻痺回復のための運動療法—促通反復療法「川平法」の理論と実際,第2版.医学書院,2010
13)増田知子:運動療法の進め方.吉尾雅春(総監修),阿部浩明,他(監修):極める!脳卒中リハビリテーション必須スキル—日本を代表するセラピストが伝えるフラッグシップテキスト.pp73-78,gene,2016
14)大垣昌之:装具療法の連携.阿部浩明,大畑光司(編):脳卒中片麻痺者に対する歩行リハビリテーション.pp172-183,メジカルビュー社,2016
15)栄健一郎:装具にかかわるネットワークの形成.阿部浩明,大畑光司(編):脳卒中片麻痺者に対する歩行リハビリテーション.pp210-217,メジカルビュー社,2016
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