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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル51巻6号

2017年06月発行

文献概要

特集 理学療法士のはたらき方

組織と理学療法士

著者: 大垣昌之1

所属機関: 1愛仁会リハビリテーション病院リハ技術部

ページ範囲:P.491 - P.497

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はじめに

 理学療法士は患者・利用者の活動性を上げ,社会参加を支援する専門職であるが,医療現場,介護現場においては,医療・介護サービスを提供している専門職と捉えることができる.どの病院,施設においても地域のなかで果たすべき「理念」や「目標」をもって運営されており,所属している理学療法士を含めた職員は,果たすべき「理念」や「目標」に向かって,よりよい医療・介護サービスを提供しなければならない.

 理学療法士は一人で仕事をすることはなく,医師,看護師,作業療法士,言語聴覚士,医療ソーシャルワーカー,事務職など多職種と集団となって仕事をすることが基本である.その集団は,一定の秩序のもとでそれぞれの専門性を発揮している.つまり理学療法士として仕事をするということは組織のなかで仕事をすることである.本稿では組織とは何か,組織に重要なものは何かについて理学療法士の立場から述べる.

参考文献

1)新村 出(編):広辞苑,第六版.岩波書店,2008
2)大垣昌之:脳卒中後遺症の再建—これまでのあゆみと可能性への挑戦.理学療法学42:799-800,2015
3)愛仁会グループリハビリテーション部門教育ガイドライン,第1版.2013年4月

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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