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特集 理学療法のプロフェッショナルをめざして 各分野での継続教育のあり方
2.整形外科疾患分野のプロフェッショナルを育てる
著者: 福井勉1
所属機関: 1文京学院大学大学院保健医療科学研究科
ページ範囲:P.589 - P.592
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本稿の主題は整形外科疾患分野の理学療法においてプロフェッショナルを育てる方向性を示すという困難な課題である.なかでも具体的なコンピテンシーの提示については容易ではない.他領域での研修プログラムを参考にはできても明確に示されたものがない現状では,私見を述べよということだと理解している.そこで本稿では他領域を参考に,必要となると考えられる教育システムについて述べる.その後,現状で筆者の知る優れた臨床家の能力からコンピテンシーを抽出し,筆者の見解を述べたいと思う.
本稿の主題は整形外科疾患分野の理学療法においてプロフェッショナルを育てる方向性を示すという困難な課題である.なかでも具体的なコンピテンシーの提示については容易ではない.他領域での研修プログラムを参考にはできても明確に示されたものがない現状では,私見を述べよということだと理解している.そこで本稿では他領域を参考に,必要となると考えられる教育システムについて述べる.その後,現状で筆者の知る優れた臨床家の能力からコンピテンシーを抽出し,筆者の見解を述べたいと思う.
参考文献
1)文部科学省:中教審答申 個人の能力と可能性を開花させ,全員参加による課題解決社会を実現するための教育の多様化と質保証の在り方について(答申)(中教審第193号).http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1371833.htm(2017年2月27日閲覧)
2)経済産業省:社会人基礎力.http://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/index.html(2017年2月27日閲覧)
3)関口和代:キャリア形成,馬場昌雄,他(覧),小野公一,他(編):産業・組織心理学(改訂版).pp126-143,白桃書房,2017
4)厚生労働省:医師臨床研修制度のホームページ.http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/rinsyo/(2017年2月27日閲覧)
5)日本整形外科学会:整形外科専門研修プログラム整備基準.https://www.joa.or.jp/edu/files/main.html(2017年2月27日閲覧)
6)日本運動器理学療法学会:概要—設立の趣旨.http://jspt.japanpt.or.jp/jsmspt/about/(2017年2月27日閲覧)
7)大橋ゆかり:専門教育におけるモデル・コア・カリキュラムを考える—教育ガイドライン1版より.理学療法学37:622-624,2010
8)黒澤和生:現任研修—求められる臨床技能の習得—理学療法士に必要な臨床技能と人材育成.PTジャーナル51:105-115,2017
9)吉元洋一:医学教育の進歩と理学療法—理学療法学教育の現状と課題,理学療法学42:651-652,2015
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