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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル51巻7号

2017年07月発行

文献概要

特集 理学療法のプロフェッショナルをめざして 各分野での継続教育のあり方

3.循環器疾患分野のプロフェッショナルを育てる

著者: 神谷健太郎1 濱崎伸明2 松永篤彦1

所属機関: 1北里大学医療衛生学部 2北里大学病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.593 - P.596

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はじめに

 循環器疾患に対するリハビリテーション(心臓リハビリテーション)は先進的な施設でのみ行われる治療ではなく,標準治療の一環としてすべての患者に適応を検討すべき治療の一つとなっているが,整形外科や脳卒中に対するリハビリテーションと比較して日常臨床への普及率は高くない.循環器疾患は国民の医療費に占める割合が最も大きいが,リハビリテーション料の算定割合では,運動器や脳血管疾患の10分の1以下にとどまっている.エビデンスの確立された心臓リハビリテーションのさらなる普及が必要と考えられる.本稿では,循環器疾患分野における理学療法の継続教育の現状と課題について述べる.

参考文献

1)厚生労働省:第1回NDBオープンデータ.http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000139390.html(2017年3月2日閲覧)
2)森沢知之,他:回復期リハビリテーション病院における心臓リハビリテーションの実態調査—全国アンケートの結果から.理学療法学43:10-17,2016
3)日本医師会:基本的事項 No. 6「医師とプロッフェッショナルオートノミー」.http://www.med.or.jp/doctor/member/kiso/k6.html(2017年3月2日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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