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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル51巻7号

2017年07月発行

文献概要

甃のうへ・第48回

基本を大事に—過去・現在・未来軸で

著者: 柿田京子1

所属機関: 1介護老人保健施設うぐいすの丘

ページ範囲:P.615 - P.615

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 元旦で65歳になった.理学療法士になって42年にもなる.

 それは遠い昔の授業・実習から始まった.重度障害児施設で充満する特有の臭いに顔をゆがめていたら,「あなたと同じ人権がある」と助言された.褥瘡だらけの患者さんに顔をしかめていたら,「そこに理学療法士の仕事がある」と教えられた.リハビリテーションとは,「全人間的復権」であり,「身体的・心理的・社会的・職業的あるいは経済的に,各人それぞれの最大限度にまで回復させる」ことに基づき,まずは少しでも動けるようにすることだと思った.理学療法士の教育は4年制大学であるべきだ,この国ではパイオニア精神で頑張るんだとの先輩たちの言葉も耳に残っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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