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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル52巻1号

2018年01月発行

文献概要

とびら

著者: 田中恩1

所属機関: 1特定医療法人茜会昭和病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.1 - P.1

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 近年,理学療法士の質の低下が問題となっており,その要因のひとつとして急激な会員数の増加が挙げられている.これは若手理学療法士の増加を意味しているようだが,果たしてそうだろうか?

 私の知る限り昔に比べると特徴的な人(濃い人)は少なくなったと思うが,特徴的=優秀ということではないと思う.私が学生だった20数年前,脳機能についてはよくわかっていないので「脳はブラックボックス」と習っていた.そんな教育を受けた世代が果たして質が良いと言えるだろうか.脳科学の進歩と大学(大学院)教育が整いつつある昨今,教育水準は高くなりエビデンス構築も進んでいる.しかし,実習生にいろいろ尋ねてみると,私が学生のころとほとんど変わっていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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