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1ページ講座 理学療法関連用語〜正しい意味がわかりますか?
SDとSE
著者: 國澤洋介1
所属機関: 1埼玉医科大学保健医療学部理学療法学科
ページ範囲:P.47 - P.47
文献購入ページに移動 SDは“standard deviation”(標準偏差),SEは“standard error”(標準誤差)の略であり,どちらも数値のばらつきの程度を表す指標である.
SDは“測定の標準誤差”とも呼ばれ,平均値(mean)とSDがわかると,データがどの範囲にどのような割合で散らばっているかが明らかになる.得られたデータの95%は,平均値−1.96SD(約2SD)から平均値+1.96SD(約2SD)の間に存在することがわかる(図1).つまり,標準偏差の数値が大きいほど分布の幅は広くなる.
SDは“測定の標準誤差”とも呼ばれ,平均値(mean)とSDがわかると,データがどの範囲にどのような割合で散らばっているかが明らかになる.得られたデータの95%は,平均値−1.96SD(約2SD)から平均値+1.96SD(約2SD)の間に存在することがわかる(図1).つまり,標準偏差の数値が大きいほど分布の幅は広くなる.
参考文献
1)市原清志:バイオサイエンスの統計学—正しく活用するための実践理論.南江堂,pp24-33,1995
2)対馬栄輝:SPSSで学ぶ医療系データ解析—分析内容の理解と手順解説,バランスのとれた医療統計入門.東京医書,p13-20,2007
3)対馬栄輝:統計学の基礎.石川 朗(編):リハビリテーション統計学.中山書店,pp1-8,2014
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