文献詳細
文献概要
ひろば
ICFにおける社会参加の意義
著者: 奈良勲1
所属機関: 1広島大学
ページ範囲:P.981 - P.981
文献購入ページに移動ICFの特徴は,すべての人間が対象になる健康状態を基盤として,変調もしくは疾患・病気によって影響を及ぼす構成要素,「心身機能・構造(impairments)・活動(activities)・参加(participation;日本語版では社会参加)」を定めたことであろう.また,人間生活に多大な影響を及ぼす環境因子と個人因子をも考慮されている.さらに,これまでネガティブな側面に評価の視点が置かれていたのに対して,ポジティブな側面を同時に掌握することは,対象者の可能性に焦点をおいた前向きな対応であると言える.
掲載誌情報