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特集 生涯学習—卒前教育との連動と発展性 理学療法における生涯学習の展開—教育機関での取り組み
1.基礎医学的研究を通した生涯学習の展開
著者: 沖田実1
所属機関: 1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療科学専攻理学療法学分野
ページ範囲:P.1019 - P.1021
文献購入ページに移動筆者自身,理学療法士の生涯学習とは,基本的に自身の臨床スキルの底上げを目的に,生涯にわたって学び,学習活動を継続していくことと理解している.そのため,教育機関には卒前教育のみならず,卒業生をはじめとした地域の理学療法士の生涯学習を支援する役割があると認識しており,特に大学には社会貢献としてもその責務があると考えている.筆者が勤務する長崎大学医学部保健学科(以下,本学)は前身の医療技術短期大学部の時代から卒業生の生涯学習を支援・推進してきた経緯があり1),特に筆者が主宰している運動障害リハビリテーション学研究室で展開している「基礎医学的研究を通した生涯学習」は全国的にも珍しい試みではないかと思われる.そこで,本稿では主宰研究室の生涯学習の時系列的な流れを紹介し,その意義について考えてみたい.
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