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特集 退院支援—理学療法士はその先が見えているか
外来理学療法からみた退院支援—ここに着目!
著者: 清水暁彦1
所属機関: 1IMS(イムス)グループ医療法人社団明芳会板橋中央総合病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.1129 - P.1134
文献購入ページに移動外来理学療法の対象は在宅生活を送る患者であるが,外来とひと言でまとめられても,外来に求められる役割は患者の状況によって異なる.退院支援の観点でその役割を表すと,外来は病院から退院してきた患者の「移行先」であると同時に急性期病院へ入院する患者の「移行元」としての役割を担っている.退院支援を受ける患者は,病院から外来へ,外来から病院へと回流するため,理学療法士は一連の医療提供体制を踏まえ退院支援に臨まなければならない.
本稿では退院支援の全体像と,退院支援における外来の役割を確認し,外来に携わる理学療法士の立場からみた病院の退院支援の長所と短所を踏まえて,理学療法士が退院支援にどうかかわるとよいのか提案したい.
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