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1ページ講座 理学療法関連用語〜正しい意味がわかりますか?
関節パワーと収縮様式
著者: 阿南雅也1
所属機関: 1大分大学福祉健康科学部
ページ範囲:P.1147 - P.1147
文献購入ページに移動 物体を動かす際には外力が必要である.外力が働くことにより物体に加速度が生じて速度の大きさや運動方向が変化する.物体に外力を加え,力の向きに物体を動かしたとき,その力は物体に仕事をしたと表現する.また,外力の大きさと外力により移動した距離との積を力学的仕事と言う.力学的仕事の単位時間あたりの仕事を仕事率(パワー)と言い,仕事率は外力の大きさと速度との積で表すことができる.
身体運動においても同様に考えることが可能である.人が静止状態から動き出す際には,床反力によって身体重心に加速度を生じさせる.この床反力は身体重心と床反力作用点との位置の差によって生じ,その床反力作用点の位置は,関節まわりで働く筋による力のモーメントの総和である関節モーメントによって動かすことが可能になる.
身体運動においても同様に考えることが可能である.人が静止状態から動き出す際には,床反力によって身体重心に加速度を生じさせる.この床反力は身体重心と床反力作用点との位置の差によって生じ,その床反力作用点の位置は,関節まわりで働く筋による力のモーメントの総和である関節モーメントによって動かすことが可能になる.
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