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オリパラ関連企画 理学療法士が知っておきたい重要なスポーツ動作・3
頸椎捻挫と受け身
著者: 岡田隆1
所属機関: 1日本体育大学運動器外傷学研究室
ページ範囲:P.238 - P.239
文献購入ページに移動柔道における頸椎捻挫
柔道では,発生した外傷6,572件中,頭頸部外傷はほぼみられなかったとする報告1)や,中高校生における頸椎捻挫の発生率は2.4%であったとする報告2)がある.このように,柔道において頸椎捻挫はその発生率こそ低いが,柔道が全身に大きな負荷のかかる格闘技であることや,頸椎捻挫が重篤な後遺障害につながる危険性を持つ外傷であることから,その予防策や発生時の対応策を準備しておく必要がある.
柔道では,発生した外傷6,572件中,頭頸部外傷はほぼみられなかったとする報告1)や,中高校生における頸椎捻挫の発生率は2.4%であったとする報告2)がある.このように,柔道において頸椎捻挫はその発生率こそ低いが,柔道が全身に大きな負荷のかかる格闘技であることや,頸椎捻挫が重篤な後遺障害につながる危険性を持つ外傷であることから,その予防策や発生時の対応策を準備しておく必要がある.
参考文献
1)福林 徹:1-2.スポーツ安全保険におけるスポーツ外傷発生調査.平成23年度 日本体育協会スポーツ医・科学研究報告Ⅱ 日本におけるスポーツ外傷サーベイランスシステムの構築,第2報.pp17-32,日本体育協会,2011
2)宮崎誠司:2-6.スポーツ安全保険におけるスポーツ外傷発生調査.平成23年度 日本体育協会スポーツ医・科学研究報告Ⅱ 日本におけるスポーツ外傷サーベイランスシステムの構築,第2報.pp59-62,日本体育協会,2011
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