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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル52巻4号

2018年04月発行

文献概要

オリパラ関連企画 理学療法士が知っておきたい重要なスポーツ動作・4

膝靱帯損傷とサッカー動作

著者: 吉田昌平1

所属機関: 1がくさい病院スポーツリハビリテーション科

ページ範囲:P.342 - P.343

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サッカー動作における外傷の特徴

 サッカーにおける外傷調査は,男女問わず国際大会やプロリーグ,若年層などを対象に広く行われている.Pfirrmannら1)によるシステマティックレビューでは,外傷発生は練習より試合で多いことが報告されている.そのほか,急性外傷,特に「タックルされて」などのコンタクト(接触)による発生が多いことは言われているが,多発する外傷の種類,受傷機転などに関する統一した見解はみられない.

 外傷発生は大腿四頭筋・ハムストリングの筋損傷(肉離れ)に代表される大腿部に多く,膝関節は,大腿部の次に外傷発生が多い部位である.靱帯損傷の占める比率が高く2),重症外傷になりやすい.また近年では,頭頸部や上肢の外傷も増加傾向にある.

参考文献

1)Pfirrmann D, et al:Analysis of injury incidences in male professional adult and elite youth soccer players:a systematic review. J Athl Train 51:410-424, 2016
2)Waldén M, et al:UEFA Champions League study:a prospective study of injuries in professional football during the 2001-2002 season. Br J Sports Med 39:542-546, 2004
3)Hawkins RD, et al:The association football medical research programme:an andit of injuries in professional football. Br J Sports Med 35:43-47, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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