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とびら
目的と手段
著者: 二瓶健司1
所属機関: 1星総合病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.383 - P.383
文献購入ページに移動そんな折,公衆衛生分野を専門としている特別委員の先生から,冒頭に記した言葉が発せられます.さらに言葉は続き,「確かに運動機能を高めることで介護されることを予防できるかもしれない.でも本来の目的は地域の高齢者がいかに健康で,いかに活力あふれる人生であり続けられるか,介護予防はその手段に過ぎない.そのために何をアウトカムにすべきか,どのような評価指標を選択すれば本来の目的に導いてくれるのか,理学療法士の専門性が際立つようなアイデアを期待したい」.調査研究の根幹となる部分について,考える道筋を与えてくださった貴重な言葉でした.そして,高齢者の地域における活動状況を定量的に評価できる指標が含められたElderly status assessment set(E-SAS)が完成します.
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