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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル52巻7号

2018年07月発行

文献概要

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書評 —木村 朗(著)—「身体活動学入門」

著者: 浅川康吉1

所属機関: 1首都大学東京健康福祉学部理学療法学科

ページ範囲:P.650 - P.650

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 本書はこれまでにない「ユニークな身体活動のとらえ方による新しい治療目標・健康な生活目標設定のための新しい理学療法入門」という,地域理学療法学の立場からみても興味深いものである.

 理学療法に課せられたリハビリテーション医療の目標設定は今や,身体機能自立だけでは片づけられない.日本の理学療法士は地域における介護予防,生活習慣病予防など果たすべき役割が課せられている.そこでは,麻痺の回復や運動機能の維持を基本戦略にしつつ,動作の自立という従来から果たしてきた役割に加えて,健康管理や身体活動の維持を通して,麻痺の重度化につながる血管障害の再発予防,疲労蓄積などによる日常生活活動の低下を防ぐ,よりよい状態をめざした生活目標設定方法が求められるのは当然である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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