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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル52巻8号

2018年08月発行

文献概要

特集 ジェネラリストとスペシャリスト 理学療法のスペシャリストとして

3.中枢神経疾患に対する理学療法

著者: 石田利江1

所属機関: 1順天堂大学医学部附属練馬病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.725 - P.727

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はじめに

 中枢神経疾患患者の治療で必要なことは,損傷によって生じる症候と,そのために起こる運動,行動障害を捉え,できるだけ正常に近い協調された感覚運動の再学習を通して機能獲得を援助することである.

 目標達成のための正確な問題分析と必要なコンポーネントの選定,獲得のための治療計画と適切な治療プランの立案,精密な技術による患者の潜在能力の発見と運動学習の促通を実践する.毎回の治療結果を振り返り,柔軟に治療プランを修正し,毎回の治療で確実に目標に近づく.これらは,治療者側だけでできることではなく,患者の応答とやりとりしながら共同で行う.以下に目標達成のための4回の症例治療を紹介する.

参考文献

1)Raine S, et al(eds):Bobath concept-theory and clinical practice in neurological rehabilitation. Wiley-Blackwell, New Jersey, 2009
2)古澤正道(編):脳卒中後遺症者へのボバースアプローチ—基礎編.運動と医学の出版社,2015
3)古澤正道(編):脳卒中後遺症者へのボバースアプローチ—臨床編.運動と医学の出版社,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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