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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル52巻8号

2018年08月発行

文献概要

1ページ講座 理学療法関連用語〜正しい意味がわかりますか?

床反力と床反力作用点

著者: 福田航1

所属機関: 1社会医療法人財団大樹会総合病院回生病院

ページ範囲:P.745 - P.745

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 身体に加わる外力には重心と床反力が存在する.床反力とは身体(主には足底)と床の接触部分から生じている反力のことであり,上下方向,左右方向,前後方向の成分に区分される.

 床反力の上下方向はアナログ体重計をイメージするとわかりやすい.体重計に乗って静止すると自身の体重が表示される.これは足底が加える下方向の外力であり,床反力は上方向に同じ大きさでつり合っている.一方で,体重計の上でしゃがみ込み動作を行うと動作のはじめは表示される値が体重よりも小さくなり,後半になると体重の値を越えて大きくなり,最終的に静止すると体重の値に戻る.このことは,身体重心の移動が床反力と密接に関連していることを示唆している.

参考文献

1)森 公彦,他:スクワット肢位の筋電図学的分析—足圧中心位置と骨盤前後傾斜の影響.PTジャーナル45:171-177,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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