文献詳細
1ページ講座 理学療法関連用語〜正しい意味がわかりますか?
文献概要
身体に加わる外力には重心と床反力が存在する.床反力とは身体(主には足底)と床の接触部分から生じている反力のことであり,上下方向,左右方向,前後方向の成分に区分される.
床反力の上下方向はアナログ体重計をイメージするとわかりやすい.体重計に乗って静止すると自身の体重が表示される.これは足底が加える下方向の外力であり,床反力は上方向に同じ大きさでつり合っている.一方で,体重計の上でしゃがみ込み動作を行うと動作のはじめは表示される値が体重よりも小さくなり,後半になると体重の値を越えて大きくなり,最終的に静止すると体重の値に戻る.このことは,身体重心の移動が床反力と密接に関連していることを示唆している.
床反力の上下方向はアナログ体重計をイメージするとわかりやすい.体重計に乗って静止すると自身の体重が表示される.これは足底が加える下方向の外力であり,床反力は上方向に同じ大きさでつり合っている.一方で,体重計の上でしゃがみ込み動作を行うと動作のはじめは表示される値が体重よりも小さくなり,後半になると体重の値を越えて大きくなり,最終的に静止すると体重の値に戻る.このことは,身体重心の移動が床反力と密接に関連していることを示唆している.
参考文献
1)森 公彦,他:スクワット肢位の筋電図学的分析—足圧中心位置と骨盤前後傾斜の影響.PTジャーナル45:171-177,2011
掲載誌情報