文献詳細
文献概要
とびら
うつろい
著者: 中本隆幸1
所属機関: 1京都きづ川病院リハビリテーションセンター
ページ範囲:P.967 - P.967
文献購入ページに移動 私が理学療法士として勤務し,ちょうど10年経過したときに西暦2000年を迎えました.リハビリテーションは,その年の介護保険制度の導入,回復期リハビリテーション病棟施設基準の設置に伴い現在の流れに舵が切られたと考えています.それまでは,1人の理学療法士が急性期,亜急性期,慢性期と対応することができ,患者さんの予後予測も理学療法を経験するなかで自然と学習できていました.当時の理学療法は効果的なエビデンスが不十分であったとの反省はありますが,理学療法士として成長していくためには必要なことであったと認識しています.
2020年を迎えようとしている今,日本理学療法士協会所属の理学療法士は約12万人を超える時代となっています.理学療法行為が社会保障制度上で医療費の負担として大きな存在となっていることは否定できないと考えます.そのようななかで,2012年より地域包括ケアシステムの構築が積極的に進められ,2025年,2040年に向けて大きく動き出しています.
2020年を迎えようとしている今,日本理学療法士協会所属の理学療法士は約12万人を超える時代となっています.理学療法行為が社会保障制度上で医療費の負担として大きな存在となっていることは否定できないと考えます.そのようななかで,2012年より地域包括ケアシステムの構築が積極的に進められ,2025年,2040年に向けて大きく動き出しています.
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