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特集 これからの理学療法—2025年以降の姿を見据えて
これからのリハビリテーション—世界保健機関リハビリテーション2030会議から
著者: 久野研二1
所属機関: 1国際協力機構
ページ範囲:P.977 - P.984
文献購入ページに移動はじめに
2017年2月に世界保健機関(World Health Organization:WHO)本部でRehabilitation 2030:A Call for Actionと題する会議が開催され,筆者も参加した.そこで,国際的な社会の発展・開発枠組みとして2030年までの目標を定めた国連の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)達成のため,リハビリテーションの今後の方向性と指針が議論された.
本稿では,まず上記の会議を形づくったリハビリテーションを取り巻く状況を歴史的な潮流から俯瞰し,次いで上記会議と関連するWHOの政策的文書の分析を通してWHOがめざしているリハビリテーションの方向性を見据える.それを踏まえ,これからのリハビリテーションと理学療法(士)の役割と可能性を検討する.
2017年2月に世界保健機関(World Health Organization:WHO)本部でRehabilitation 2030:A Call for Actionと題する会議が開催され,筆者も参加した.そこで,国際的な社会の発展・開発枠組みとして2030年までの目標を定めた国連の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)達成のため,リハビリテーションの今後の方向性と指針が議論された.
本稿では,まず上記の会議を形づくったリハビリテーションを取り巻く状況を歴史的な潮流から俯瞰し,次いで上記会議と関連するWHOの政策的文書の分析を通してWHOがめざしているリハビリテーションの方向性を見据える.それを踏まえ,これからのリハビリテーションと理学療法(士)の役割と可能性を検討する.
参考文献
1)Krug E, et al:Strengthening health systems to provide rehabilitation services. https://www.who.int/bulletin/volumes/95/3/17-191809/en/(2019年6月21日閲覧)
2)World health organization:Rehabilitation in Health Systems. 2017. https://www.who.int/disabilities/rehabilitation_health_systems/en/(2019年6月21日閲覧)
3)World health organization:WHO global disability action plan 2014-2021. 2015. https://www.who.int/disabilities/actionplan/en/(2019年6月21日閲覧)
4)CNN Chanel:Bullied Kids Receive Free Plastic Surgery. https://www.youtube.com/watch?v=5BdL9GEbplo(2019年6月21日閲覧)
5)Helander E, et al:Training in the community for people with disabilities. 1989. https://www.who.int/disabilities/publications/cbr/training/en/(2019年6月21日閲覧)
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