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臨床のコツ・私の裏ワザ
立脚下肢骨盤挙上に対する運動療法のコツ
著者: 中嶋直樹1
所属機関: 1三浦市立病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.1012 - P.1013
文献購入ページに移動 歩行や日常生活動作において,片脚での機能的な立脚能力が必要不可欠であることは周知の事実である.体幹・下肢に機能低下があり,この立脚が困難な対象者は立脚側骨盤が挙上し,相対的に股関節が内転位となることが多いと感じている.この立脚骨盤の挙上は臀部や大腿外側への伸張ストレスを生じさせ疼痛の原因となり,動作遂行を阻害する.
動作遂行にあたり,基本姿勢として体幹直立位を保ったままの立脚側への体重移動,骨盤の中間位〜下制位の保持が必要であり,これには体幹・骨盤・股関節・足部の協調的な活動が重要である.そこで本稿では,体幹・骨盤・股関節に焦点を当て,筆者が臨床で実践している骨盤下制を促す運動療法を提示したい.
動作遂行にあたり,基本姿勢として体幹直立位を保ったままの立脚側への体重移動,骨盤の中間位〜下制位の保持が必要であり,これには体幹・骨盤・股関節・足部の協調的な活動が重要である.そこで本稿では,体幹・骨盤・股関節に焦点を当て,筆者が臨床で実践している骨盤下制を促す運動療法を提示したい.
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