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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル53巻10号

2019年10月発行

文献概要

1ページ講座 理学療法関連用語〜正しい意味がわかりますか?

自己効力感

著者: 森川真也1

所属機関: 1放射線第一病院

ページ範囲:P.1015 - P.1015

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■自己効力感とは

 自己効力感(self-efficacy)は心理学用語の1つであり,1977年にBandura1)によって社会的認知理論のなかで提唱された概念である.自己効力感とは,人がある具体的な状況のなかで適切な行動を成し遂げられるという予期や確信のことであり1),何らかの行動や課題あるいは目標やゴールに対して,「自分は達成することができる」という自分自身に対しての予測や見通し,見込み感を表す.つまり,自己効力感は個人の行動や遂行能力に対する確信の程度であり,人の行動を決定するうえで必要不可欠な心理的要因の1つである.

参考文献

1)Bandura A:Self-efficacy:toward:a unifying theory of behavioral change. Psychological Review 1977;84:191-215

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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