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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル53巻11号

2019年11月発行

文献概要

1ページ講座 理学療法関連用語〜正しい意味がわかりますか?

ストレッチング

著者: 宮﨑学1

所属機関: 1帝京平成大学健康メディカル学部理学療法学科

ページ範囲:P.1105 - P.1105

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 ストレッチングは,リハビリテーション領域,あるいはスポーツ領域などさまざまな分野で日常的に行われている.ストレッチングとは関節可動域に関する筋や関節構成体に対して,他動的または自動的に伸張刺激を加えることであり,それらに対し直接的または間接的に伸張することで引き起こされる生体反応を利用して機能障害の改善を図る方法である1)

 ストレッチングの効果を報告した先行研究は枚挙にいとまがなく,その効果として筋伸張性の改善,関節可動域の改善,筋緊張の低下,血液循環の改善,筋痛の緩和,傷害予防,パフォーマンスの改善,心身のリラックス効果などが挙げられている.理学療法においては,関節可動域などの柔軟性の改善や筋緊張の低下,疼痛の軽減を目的とする場合が多い.スポーツ現場では柔軟性の改善に加え,運動パフォーマンスの向上や傷害予防を目的に実施されている.

参考文献

1)鈴木重行(編):ストレッチングの科学—Science of Stretching.三輪書店,2013
2)Anderson B:Stretching. Shelter Publications, Bolinas, 1980
3)鈴木重行(編):IDストレッチング,第2版.三輪書店,2006
4)ブラッド・ウォーカー(著),栗山節郎,他(訳):ストレッチングと筋の解剖.南江堂,2009
5)Blazevich AJ, et al:No effect of muscle stretching within a full, dynamic warm-up on athletic performance. Med Sci Sports Exerc. 2018;50:1258-1266

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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