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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル53巻12号

2019年12月発行

文献概要

1ページ講座 理学療法関連用語〜正しい意味がわかりますか?

肩甲上腕リズム

著者: 赤羽根良和1

所属機関: 1さとう整形外科

ページ範囲:P.1195 - P.1195

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 Codman1)は肩関節挙上時に上腕骨と肩甲骨とが連動することを観察し,これを肩甲上腕リズム(scapulohumeral rhythm:SHR)と呼んだ.その後Inmanら2)は,上腕骨と肩甲骨の位置関係を測定した結果,この比率が2:1であったと報告した.近年では生体力学の計測や解析技術がめざましく進歩したことで,SHRの比率はさらに精細となってきている.

参考文献

1)Codman EA:The Shoulder. Thomas Todd, Boston, 1934
2)Inman VT, et al:Observations on the function of the shoulder joint. J Bone Joint Surg 1944;26:1-30
3)McClure PW, et al:Direct 3-dimensional measurement of scapular kinematics during dynamic movements in vivo. J shoulder Elbow Surg 2001;10:269-277
4)近 良明,他:X線透視画像および三次元コンピュータモデルを用いた生体内肩関節動態解析による肩甲上腕リズムおよび肩甲骨の位置の評価.関節外科2009;28:1308-1313
5)関 展寿,他:肩関節下垂位内外旋における肩甲上腕リズム—磁気センサー式三次元空間計測装置を用いた動作解析.関節外科2009;28:1294-1298

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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