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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル53巻3号

2019年03月発行

文献概要

1ページ講座 外国人とのコミュニケーション

ブラジル

著者: 宮田次郎1

所属機関: 1日本ブラジル中央協会

ページ範囲:P.270 - P.270

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 ブラジルにおけるコミュニケーションにおいて,一番大事なことは,「笑顔」と「挨拶」ではないだろうか.これは日本であっても世界中のどこの国であっても同様ではあろうが,とりわけ,商社マンとして私が通算14年の駐在生活を送ったブラジルなどのラテンアメリカ諸国では,非常に大切であることは間違いない.

 ポルトガル語やスペイン語には,simpático(シンパチコ)という言葉があり,訳せば“感じがよい”となる.それに対する言葉はserio(セリオ)だが,これは真面目との意味もあるが,simpáticoではない人にも用いられる.要するに“愛想の悪い笑顔の少ない”人だ.ブラジル人は知らない人同士でも笑顔を絶やさない.取引先を訪問すれば受付の女性がニコッと笑ってくれる(日本人はおめでたくも,時々,その笑顔が自分だけに向けられていると誤解をする).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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