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1ページ講座 外国人とのコミュニケーション
ブラジル
著者: 宮田次郎1
所属機関: 1日本ブラジル中央協会
ページ範囲:P.270 - P.270
文献購入ページに移動 ブラジルにおけるコミュニケーションにおいて,一番大事なことは,「笑顔」と「挨拶」ではないだろうか.これは日本であっても世界中のどこの国であっても同様ではあろうが,とりわけ,商社マンとして私が通算14年の駐在生活を送ったブラジルなどのラテンアメリカ諸国では,非常に大切であることは間違いない.
ポルトガル語やスペイン語には,simpático(シンパチコ)という言葉があり,訳せば“感じがよい”となる.それに対する言葉はserio(セリオ)だが,これは真面目との意味もあるが,simpáticoではない人にも用いられる.要するに“愛想の悪い笑顔の少ない”人だ.ブラジル人は知らない人同士でも笑顔を絶やさない.取引先を訪問すれば受付の女性がニコッと笑ってくれる(日本人はおめでたくも,時々,その笑顔が自分だけに向けられていると誤解をする).
ポルトガル語やスペイン語には,simpático(シンパチコ)という言葉があり,訳せば“感じがよい”となる.それに対する言葉はserio(セリオ)だが,これは真面目との意味もあるが,simpáticoではない人にも用いられる.要するに“愛想の悪い笑顔の少ない”人だ.ブラジル人は知らない人同士でも笑顔を絶やさない.取引先を訪問すれば受付の女性がニコッと笑ってくれる(日本人はおめでたくも,時々,その笑顔が自分だけに向けられていると誤解をする).
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