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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル53巻5号

2019年05月発行

文献概要

臨床のコツ・私の裏ワザ

呼吸困難感を解釈するコツ

著者: 吉川和孝1

所属機関: 1八王子山王病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.482 - P.483

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 呼吸困難感は呼吸器疾患,循環器疾患,血液疾患,神経筋疾患,精神疾患など,あらゆる患者にみられる現象である.泉崎ら1)は呼吸困難感のメカニズムとして,motor command theory,呼吸困難感発生に対する受容器の関与,中枢-末梢ミスマッチ説の3つを紹介している.呼吸困難感は日常生活の制限につながり,生活の質を低下させてしまうことが多い.今回は呼吸器疾患患者に焦点を当て,呼吸困難感を解釈するコツを紹介したい.

 呼吸器疾患患者にはSpO2が低下するとともに呼吸困難感が出現する者もいれば出現しない者もいる.またSpO2が低下していないにもかかわらず,呼吸困難感を訴える者もいる.

参考文献

1)泉崎雅彦,他:呼吸困難感のメカニズム.呼吸と循環2003;51:57-65
2)高山絵里,他:特発性間質性肺炎の運動誘発性酸素飽和度低下と呼吸困難に関する考察.日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌2012;22:410-414

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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