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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル53巻5号

2019年05月発行

文献概要

臨床実習サブノート 「日常生活活動」をみる・1【新連載】

理学療法士が「活動」をみる

著者: 内山靖1

所属機関: 1名古屋大学大学院医学系研究科

ページ範囲:P.504 - P.511

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活動を捉えるポイント

1.理念から具体化

 理学療法では,対象者を全人的に捉え,疾病や病態ではなく“病をもつ人”を対象とします.このことは,理学療法士養成課程に入学した直後から繰り返し教授され,国際生活機能分類(International classification of functioning, disability, and health:ICF)の枠組みや健康寿命の延伸を目標とした生活の重要性について学ぶ機会は多くあります.一方で,学年が進むにつれて病態生理やエビデンスに基づく理学療法を追求する過程で,活動や参加を念頭に置いた理学療法評価と治療・介入をいかに具体化していくのかが重要となります.

参考文献

1)鶴見隆正,他(編):《標準理学療法学 専門分野》日常生活活動学・生活環境学,第5版.医学書院,2017
2)内山 靖:症候障害学序説.文光堂,2006
3)上杉雅之(監),西守 隆(編):動作のメカニズムがよくわかる 実践!動作分析.医歯薬出版,2016
4)奈良 勲(編著者代表):解剖学・生理学・運動学に基づく動作分析.医歯薬出版,2018
5)内山 靖:理学療法における評価.内山 靖,他(編):《標準理学療法学 専門分野》理学療法評価学,第3版.pp2-18,医学書院,2019
6)Balasubramanian CK, et al:Walking adaptability after a stroke and its assessment in clinical settings. Stroke Res Treat 2014;591013. doi:10.1155/2014/591013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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