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入門講座 困難への対応—経験者に学ぶ・2
医療職間のコミュニケーションの悩み—チーム医療の一員として積極的にコミュニケーションを図る/医療安全の視点に立った医療職間のコミュニケーション/地域における多職種間コミュニケーション
著者: 平野明日香1 垣内優芳2 佐々木秀明3
所属機関: 1藤田医科大学病院リハビリテーション部 2神戸市立西神戸医療センターリハビリテーション技術部 3西那須野マロニエ訪問看護ステーション
ページ範囲:P.595 - P.601
文献購入ページに移動“Communication”はその語源から「共有する,分かち合う」という意味であり,一方向性に情報を伝達するだけでなく,双方向性に情報を共有することが重要である.コミュニケーションに悩んだ場合,「自分が伝えた情報を相手が理解していない」,「相手からの情報が不足していた」など相手からの一方向的な情報の伝達に非をおいても改善は図れない.「自分の情報の伝達に問題はないか」,「相手からの情報収集が不足していないか」など自分の言動,行動を見直すことから情報の共有を図るとコミュニケーションは次第に円滑に進むようになる.
本稿では,医療職間のコミュニケーションをより円滑に進めるためにどのような考えで言動・行動すべきか,医療現場で働く筆者の経験談をお伝えしたいと思う.
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