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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル53巻8号

2019年08月発行

文献概要

とびら

医療技術部長になって

著者: 丸山孝樹1

所属機関: 1神戸大学医学部附属病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.763 - P.763

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 国立大学病院に勤務して30年が過ぎ,2017年4月から医師,看護師,薬剤師以外の医療技術職員を取りまとめる組織の部長となった.当院の医療技術部は現在,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士以外に臨床検査技師,診療放射線技師,臨床工学技士,管理栄養士,歯科技工士,歯科衛生士,視能訓練士,公認心理士,精神保健福祉士,医療保育士の13職種240名程度で構成されている.私の主な仕事は働き方改革を遵守し,病院や患者さん,そして職員のために病院長に業務改善について提案することである.

 国立大学病院では19病院に医療技術部や診療支援部といった組織があり,職種の歴史や各部門の人員数から診療放射線技師長や臨床検査技師長が部長になる場合が多い.ところが,リハビリテーション職種が案外医療技術部長に向いているのではないかと思う.病院に対して業務改善などを提案する方法としてはメール,電話,直接会って話をするなどがあるが,定例の業務連絡と違って重要な案件の場合,事前に周りの方から意見をうかがったうえで交渉相手に直接お会いして感触を得るようにしている.さらに,いつ・どのタイミングで伝えるか,どのように話すかなど,伝え方によっても結果が違ってくる場合があるから興味深い.時には緊張して心拍数が上昇することもあるが,成功したときの喜びは一段と大きい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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