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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル53巻8号

2019年08月発行

文献概要

臨床のコツ・私の裏ワザ

股関節の分離運動を促すためのエクササイズのコツ

著者: 辻川勇次1

所属機関: 1あずまリウマチ・内科クリニックリハビリテーション科

ページ範囲:P.810 - P.811

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骨盤帯・股関節分離運動の重要性

 運動連鎖の破綻により関節へのメカニカルストレスが増大することは数多く報告されています.もちろん正しい運動連鎖は重要ですが,動作に応じて骨盤帯・股関節の分離運動を促すことはスポーツ障害だけでなく,日常生活活動時における関節への力学的負荷軽減の観点からも重要であると考えられます.分離運動の低下はジャンプや切り替えし動作時のknee inを誘発しやすく,膝前十字靱帯損傷のリスクを増加させ,膝関節内側支持組織へのメカニカルストレスを増大させます.したがって股関節運動を分離して獲得することが重要であり,そのためには深層外旋六筋の機能が重要となります.

参考文献

1)木下一雄:股関節深層筋群のコンディショニングと下肢運動連鎖.臨スポーツ医2013;30:269-277

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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