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ひろば
日本理学療法哲学・倫理学研究会第1回フォーラムに参加して
著者: 作田晴香1
所属機関: 1医療法人社団敬生会西北ハートクリニック
ページ範囲:P.952 - P.952
文献購入ページに移動プログラムは,本会世話人代表の奈良 勲氏による「なぜ,理学療法と哲学・倫理学なのか?」との課題提起で始まり,奈良氏の長年にわたる臨床・教育・研究に基づき,対象者もセラピストも人間であることを前提にして,人間自体の本質を追究し続けることの意義を提起された.日本理学療法士協会長の半田一登氏は長年の臨床家としての経験と協会長の立場から,「臨床理学療法をより効果的に」という視点で講演され,臨床の知を究めることが理学療法の真髄であることを提唱された.シンポジウムでは,臨床(岩田健太郎氏:神戸市立医療センター)・教育(内山 靖氏:名古屋大学)・研究(淺井 仁氏:金沢大学)らが,それぞれの観点からテーマに沿って発言された.一般演題では2人の報告があり,いずれのセッションにおいても活発な質疑応答を交わす時間が設けられ臨場感に溢れていた.
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