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文献概要
特集 歩行PART 1 脳神経疾患と歩行
—歩行の観察評価—治療志向的な観察評価
著者: 盆子原秀三1
所属機関: 1了德寺大学健康科学部理学療法学科
ページ範囲:P.1258 - P.1263
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●印象はいわゆる仮説の切り口となる.なぜそのような印象を感じたのかを機能的課題に照らし合わせ,該当する歩行相を観察する.そこでの逸脱した動きから,その仮説を検証し問題点を絞り込んでいくことができる.
●観察カードや全身様式フォームでの分析法により,各歩行相間での逸脱した動きを関連付けることで歩行周期全体での流れを理解することができる.
●介入後の着目点は,主原因での逸脱とともに副次的な動きや代償性の動きである.パターン化された動きを予測し注意深く観察することで,治療効果の判定を行うことができる.
●印象はいわゆる仮説の切り口となる.なぜそのような印象を感じたのかを機能的課題に照らし合わせ,該当する歩行相を観察する.そこでの逸脱した動きから,その仮説を検証し問題点を絞り込んでいくことができる.
●観察カードや全身様式フォームでの分析法により,各歩行相間での逸脱した動きを関連付けることで歩行周期全体での流れを理解することができる.
●介入後の着目点は,主原因での逸脱とともに副次的な動きや代償性の動きである.パターン化された動きを予測し注意深く観察することで,治療効果の判定を行うことができる.
参考文献
1)Adams JM, et al:Observational gait analysis:a visual guide. SLACK Incorporated, Thorofare(NJ), 2018
2)Krebs DE, et al:Reliability of observational kinematic gait analysis. Phys Ther 1985;65:1027-1033
3)Saleh M, et al:In defense of gait analysis. Observation and measurement in gait assessment. J Bone Joint Surg Br 1985;67:237-241
4)Miyazaki S, et al:Quantification of gait abnormalities on the basis of a continuous foot-force measurement: correlation between quantitative indices and visual rating. Medi Biol Eng Comput 1984;22:70-76
5)McGinley JL, et al:Accuracy and reliability of observational gait analysis data:Judgments of push-off in gait after stroke. Phys Ther 2003;83:146-160
6)盆子原秀三,他:印象から始める歩行分析—エキスパートは何を考え,どこを見ているのか? 医学書院,2018
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