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特集 歩行PART 1 脳神経疾患と歩行
バランス低下による歩行障害の評価と治療
著者: 望月久1
所属機関: 1文京学院大学保健医療技術学部理学療法学科
ページ範囲:P.1291 - P.1295
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●歩行の不安定性の評価では,① 歩行評価指標の活用,② 身体機能評価を用いた要因の推測,③ バランス能力との関連性の確認,④ 歩行相に沿った評価を行う
●不安定性の原因のうち,運動療法による改善が可能なものと困難なものを見分けることが重要である
●理学療法では支持基底面と重心との関係を再学習する課題志向型の動作練習が中心となる
●歩行の不安定性の評価では,① 歩行評価指標の活用,② 身体機能評価を用いた要因の推測,③ バランス能力との関連性の確認,④ 歩行相に沿った評価を行う
●不安定性の原因のうち,運動療法による改善が可能なものと困難なものを見分けることが重要である
●理学療法では支持基底面と重心との関係を再学習する課題志向型の動作練習が中心となる
参考文献
1)Shumway-Cook A, et al:Motor control:translating research into clinical practice, 5th ed. pp310-311, Wolters Kluwer, Philadelphia, 2017
2)Shumway-Cook A, et al:Motor control:theory and applications. pp323-324, Williams and Wilkins, Baltimore, 1995
3)Wrisley DM, et al:Reliability, internal consistency, and validity of data obtained with the functional gait assessment. Phys Ther 2004;84:906-918
4)Horak FB et al:The Balance Evaluation Systems Test(BESTest)to differentiate balance deficits. Phys Ther 2009;89:484-498
5)望月 久:神経系理学療法領域におけるバランスの捉え方の今日的解釈.PTジャーナル2018;52:791-780
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