理学療法士がかかわる多くの疾患,障害で基礎的治療としての薬物療法が重要な意味をもつことは周知のことである.一方,具体的な疾患・障害において,薬剤のもつ作用・副作用,効能の範囲と持続時間,運動療法や物理療法適応の際の留意点などについては必ずしも十分には焦点化されていない.本特集では「薬」をキーワードとして,臨床場面において理学療法を運動療法との関連でどのように展開していくかについて,解説した.
雑誌目次
理学療法ジャーナル54巻2号
2020年02月発行
雑誌目次
特集 薬と運動療法
急性期脳梗塞—リスク管理と病態把握
著者: 太田幸子 , 尾谷寛隆 , 横田千晶
ページ範囲:P.138 - P.144
Point
●急性期脳梗塞の治療として,rt-PA静注療法と血管内治療が行われている
●急性期脳梗塞は脳血流自動調節能が障害されているため,梗塞巣の拡大を防ぐための血圧管理が重要である
●理学療法を行う際には服薬状況を把握し,病態を理解しておく必要がある
関節リウマチ—最新の薬物療法下での運動療法の目的と意義
著者: 島原範芳
ページ範囲:P.145 - P.151
Point
●関節リウマチの治療目標は,高い患者満足度やQOLである
●治療すべき対象は関節リウマチ患者の生活様式である
●患者個々人の背景や必要,要望に合わせた運動療法実施計画の立案と施行が必要である
痙縮—ボツリヌス療法を併用した理学療法
著者: 髙橋忠志 , 栗田慎也 , 尾花正義
ページ範囲:P.152 - P.159
Point
●ボツリヌス療法時の理学療法は「施注前」,「施注直後(施注〜24時間以内)」,「24時間以降」の3つの時期に分ける
●ボツリヌス療法時の歩行再建は下肢装具と運動療法を組み合わせて実施する
●複数回投与することで効果が上がる一方で,投与する筋が線維化していると効果が減弱する
心不全—薬物療法と慢性心不全
著者: 加藤倫卓 , 小鹿野道雄
ページ範囲:P.160 - P.166
Point
●心不全のステージにより投与される治療薬の種類は異なる
●治療薬の変更や処方量の増減がある場合,心不全の病態が変化している可能性が考えられ,運動療法の調整も視野に入れる
●治療薬による重篤な副作用が疑われる場合,担当医に運動療法の継続の可否を確認することが望ましい
呼吸器疾患—薬物療法とリハビリテーション
著者: 新貝和也 , 神津玲
ページ範囲:P.167 - P.173
Point
●慢性閉塞性肺疾患における気管支拡張薬は,運動療法との相乗効果を認め,適切に使用することで呼吸リハビリテーション効果の底上げが可能である
●ステロイド薬は強い抗炎症作用を有し,治療効果が高い反面,副作用が多いため,易感染性に留意し,早期より運動療法を実施して筋力低下の予防を図ることが重要である
●急性呼吸器疾患では,全身管理としての薬物療法が中心となり,その特性を理解したうえで全身状態を把握し,多職種と協力したリハビリテーション介入が必要である
糖尿病—理学療法士でも知っておくべき薬物療法
著者: 河江敏広
ページ範囲:P.174 - P.180
Point
●糖尿病患者に対して運動療法を実施する場合は,使用している薬剤を熟知し,考慮される副作用の知識を十分にもつ必要がある
●糖尿病患者が使用している薬剤の種類を変更することで,それを踏まえたリスク管理や治療に対する意欲を高めることも可能となる
めまい—薬物療法とフレイル予防
著者: 新井基洋
ページ範囲:P.181 - P.186
Point
●めまいに用いる向精神薬のうち,特に睡眠薬と抗不安薬が多用される
●慢性めまいとその精神症状の改善には漢方薬も有用である
●めまい患者に合併しやすいフレイルを予防するために理学療法士による介入が望まれる
パーキンソン病—ここまでわかった姿勢異常の薬物療法と運動療法
著者: 加茂力 , 三上恭平 , 青木良磨
ページ範囲:P.187 - P.195
Point
●パーキンソン病の運動症状と運動合併症の多くは治療法の進歩により改善している
●姿勢異常は運動症状の1つで薬物療法,手術療法およびリハビリテーションの有効性が報告されているが確立していない
●姿勢異常に対するリハビリテーションプログラムの確立のため基礎的な研究が報告されている
Close-up 認知症
アルツハイマー病発症初期からの症状変化とその対応
著者: 田川勉 , 上薗紗映
ページ範囲:P.199 - P.202
2025年には730万人が認知症を罹患すると報告1)されており,その対応は本邦の喫緊の課題となっている.そのなかで,アルツハイマー病(Alzheimer's disease:AD)は最も多くみられる認知症疾患で,脳内に異常たんぱく質が蓄積することにより発症・進行する変性疾患である2).
レビー小体型認知症発症初期からの症状変化とその対応
著者: 白石浩
ページ範囲:P.203 - P.206
レビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies:DLB)は,アルツハイマー型認知症(Alzheimer's disease:AD)に次いで多い変性性認知症である.他の認知症と比較して,介護負担が大きく1),うつ状態の割合2)や入院3)・転倒リスク4)も高いため,疾病管理上の課題を多く抱えている.
前頭側頭型認知症発症初期からの症状変化とその対応
著者: 田中繁弥 , 安原千亜希
ページ範囲:P.207 - P.211
前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia:FTD)は,Pick球が出現しタウの異常蓄積があるタウオパチー,TDP-43の蓄積などによって大脳前半部の前頭葉や側頭葉の限局性脳萎縮を示す疾患群である.臨床症状と萎縮部位の違いから,3臨床病型;① 行動障害型FTD(behavioral variant FTD:bvFTD),② 進行性非流暢性失語(progressive non-fluent aphasia:PNFA),③ 意味性認知症(semantic dementia:SD)に大分される(図)1).FTDの頻度は認知症診断のなかで5%程度と低いが,障害を受ける部位が意欲や社会性などを司る前頭葉中心の障害のために,アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症よりもスタッフや介護者の負担感が大きい2).
連載 とびら
変わらないために変わること
著者: 長谷川信
ページ範囲:P.133 - P.133
私は急性期領域の理学療法に従事してきました.この四半世紀の間,理学療法を取り巻く環境は大きく変わり,急性期病院では早期離床が当たり前となり在院日数も大幅に短縮されてきました.昨今では病院機能が分化し,新人の頃に発症から在宅まで担当できた時代が懐かしく思い出されます.また,理学療法士数が大幅に増え医療のみならず介護予防などさまざまな領域で活躍できる場が増えました.理学療法にとって追い風にみえますが,同時に社会的ニーズにどれくらい応じられるか試されている感じも否めません.社会から期待される理学療法を進めていきたいものです.
もう一つ変わったことといえばICT(information and communication technology)技術でしょうか.以前は書籍や雑誌でさまざまな知識や情報を得たものですが,インターネット環境の整備で多くの新しい情報を即座に得られるようになりました.また電子メールの普及により郵便や電話が減少したように思えます.情報の量や速さは格段に便利になったと思われる反面,情報に振り回されているような印象です.一方で,情報の吟味や漏洩など注意が必要となったりメール対応に追われる繁忙さは新たな悩ましい変化です.
脳画像から読み取る障害像と理学療法・14
はじめてのマネジメント学—できることから始めよう・Part 2
理学療法士のキャリアを積む—キャリア形成の実際
著者: 鯨岡栄一郎
ページ範囲:P.217 - P.220
はじめに
昨今,この理学療法士領域においても,以前とは打って変わって新しい働き方を提示してくれるモデルは本当に多い.活躍のフィールドも大きく広がり,既存の考え方が当てはまらなくなっている1).一方で,選択肢があるということは,迷わせるものが多いのも事実だ.
日本理学療法士協会は,キャリアアップと質の担保のために認定や専門理学療法士取得の仕組みを設定しており,認定の取得者は全体の3.5%,専門の取得者は約2%ほどであるという.2019年の定時総会において,新たに,登録理学療法士の仕組みが発表されたばかりだ.大学院にて学位取得をめざすなど,高学歴化も進んでいる.
また,民間資格も数多あり,自己研鑽のために取得をめざす者は多い.しかし,決してそれ自体が自分のキャリアや収入を確約してくれるものではない.もちろん,専門職として研鑽を積み重ねるのは立派なことだが,一方で,それに邁進することが,あたかも自分が成長している感,がんばってる感を満たすだけにもつながりかねない.
地域においても自分の職場がある日突然吸収合併されたり,ライフステージの変化で転職を考えたりするなど,これからを考えたとき不安要素が多い.そのようななか,自分自身のキャリアをどのように考え,どの段階から準備していけばよいか,考えていこう.
新しい臨床実習・第2回
診療参加型臨床実習への移行
著者: 佐々木嘉光
ページ範囲:P.221 - P.224
はじめに
理学療法士作業療法士学校養成施設指定規則は,質の高い理学療法士および作業療法士を育成するため,2017年6月から開催されてきた「理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラム等改善検討会」(以下,検討会)により議論が重ねられ,同年12月25日に報告書1)が取りまとめられた.
これに伴い,2018年10月5日に「理学療法士作業療法士学校養成施設指定規則の一部を改正する省令」,「理学療法士作業療法士養成施設指導ガイドライン」2)および「理学療法士作業療法士臨床実習指導者講習会の開催指針」3)が定められ,2020年4月1日の指定規則改正の施行に向けた準備が始まった.
本稿においては,臨床実習のあり方の見直しの議論を踏まえ,診療参加型臨床実習について述べる.
国試から読み解く・第2巻
脳画像から病態を推測する
著者: 藤田裕子
ページ範囲:P.226 - P.227
次の文により14,15の問いに答えよ.
60歳の男性.右利き.歩行困難のため搬送された.発症7日目の頭部MRIと頭部MRAを別に示す.
臨床実習サブノート 「日常生活活動」をみる・10
歩行
著者: 尼子雅美
ページ範囲:P.228 - P.234
日常生活活動としての歩行の捉え方
歩行は「ヒトの生活を支える基本的な行動様式」1)であり,2足歩行が人類にもたらした恩恵は計り知れません.歩行が不可能になることはQOLの低下に直結2)し,理学療法を実施するうえで主たる問題点や介入内容となることが多くあります.「移動動作はそれ自体が目的をもった行為ではなく,ADLを遂行するための手段としての意義をもつものである」3)とされるように,歩行は目的ではなく,あくまでも他の目的を達成するために用いる移動手段です.例えば,対象者から聞かれる「歩けるようになりたい」の言葉の先には,“1人でトイレに行きたい”や“買い物に行きたい”,“歩けるようになって友人と旅行に行きたい”など他の目的となる動作が続いているということです.歩行は,動作と動作をつなげる手段としての役割を担っています.歩行という移動手段を用いて何がしたいのか,どのような場所に行きたいのかまで捉えることが,日常生活活動としての歩行を考えるうえで最も重要な部分と言えます.
例えば,自宅内でトイレに行く場面を想定します.動作を細分化すると,椅子から立ち上がり,トイレまで歩いて,扉を開け,方向転換をした後便座に座るといった一連の動作となります.この動作における歩行は,短い距離でも,扉の開閉など他の動作を行いながら立位姿勢を保ち,方向転換を行って着座をする複合的な動きとなります.したがって,距離や速度を重視するのではなく,限られたスペースのなかで安全かつ安定して歩くための歩行能力について考える必要があります.
理学療法士が知っておきたいヘルスケア産業・2
ヘルスツーリズム
著者: 髙橋伸佳
ページ範囲:P.216 - P.216
健康・医療と旅行・観光の融合は古くから存在する.前田1)は「歴史的にみると,健康回復・増進を意図した旅行は,洋の東西を問わず古く存在していた.ヨーロッパおよびアメリカにおいては,ギリシア・ローマ時代に定着した休養・保養文化が17世紀以降,近代医学の発展とともに復活し,温泉や海浜の保養地形成にまで発達し,現代におけるリゾートの原型になっている」と指摘している.「ヘルスツーリズム」自体は,1973年の官設観光機関国際同盟(International Union of Official Travel Organizations)の報告書に初めて記載された新しいツーリズム形態の1つである.それによると,「ヘルスツーリズムは自然資源,とくに温泉,気候などを活用した観光施設の提供(サービス)」であると定義づけられていた.本邦においては,2006年に制定された「観光立国推進基本法」において,新たな観光分野の開拓の目的でヘルスツーリズムの推進が盛り込まれ,全国的に広がっていった経緯がある.
プログラムには,「ウォーキングと温泉を組み合わせた滞在型プログラム」,「地元の食材を活用し正しい食生活を学ぶプログラム」,「地域資源を活用したリハビリテーションプログラム」など,多種多様なものが存在する.運動,温泉,食といった地域資源を活用した第一次予防(健康増進),第二次予防(病気の早期発見・早期治療),第三次予防(リハビリテーション)に至るまでの幅広いプログラムが存在している.
甃のうへ・第72回
ターニングポイント
著者: 池田由美
ページ範囲:P.213 - P.213
私の理学療法士としてのターニングポイントは,イタリアで2か月半の研修を受けたことだ.今から約20年前の2000年1〜3月,北イタリアにあるスキオ病院で認知神経リハビリテーションの臨床研修を行った.その当時は認知運動療法と呼ばれていた.
イタリアへ向け出発する日は真冬だったので最大の防寒状態で成田空港に向かった.だがその日はポカポカ陽気で,電車に乗り遅れそうになって(実際に乗り遅れたのだが)猛ダッシュしたため汗だくになり,何とか成田空港に到着したものの,荷物が重量オーバーで超過料金を払うことになり,手荷物検査場では検査に引っかかってしまい,ぎゅうぎゅう詰めのリュックの中身をすべて出すことに,と出だしからハプニング続きで,一体どうなることかと不安なままイタリアへ向かった.イタリアへ着いてからもいくつかのハプニングに見舞われながら,ようやく研修の地へたどり着くことができた.
HOT NEWS
一般介護予防事業等の推進方策に関する検討会取りまとめ・介護分野の文書に係る負担軽減に関する中間取りまとめを公表
著者: 戸塚満久 , 佐々木嘉光
ページ範囲:P.196 - P.198
健康寿命の延伸と医療・福祉サービスの改革による生産性の向上に向けた政策
政府は2019年5月に,厚生労働大臣を本部長とする「2040年を展望した社会保障・働き方改革本部」において,2040年までに健康寿命を3年以上延伸することを目標とする「健康寿命延伸プラン」を策定した.その目標を達成するための取り組みの柱の一つとして介護予防が位置づけられ,さらなる推進が求められている.
また,医療・福祉サービス改革による生産性の向上を図ることを目的とした「医療・福祉サービス改革プラン」においては,文書量削減に向けた取り組み(2020年代初頭までに介護の文書量半減)を行うなど,組織マネジメント改革等を通じて医療・福祉分野の単位時間サービス提供量について5%以上の改善をめざすこととしている.
Relay Message・第2回
後輩へ
著者: 川西誠
ページ範囲:P.235 - P.235
これは自分自身へのメッセージでもある.
私の勤務先である和歌山県立医科大学リハビリテーション科の基本方針である「最良のリハビリテーション医療の提供,地域医療への貢献,優れた医療人とリハビリテーションチームの育成,そして何より患者第一主義の医療」を実践すべく奮闘し続けて,気づけばもう13年が過ぎていた.ここで少し,自分の理学療法士としての歩みを振り返ってみたいと思う.
症例報告
外傷性肩鎖関節脱臼(Rockwood分類type Ⅳ)術後症例の治療経験—軟部組織の修復過程を考慮した理学療法
著者: 和田満成 , 松本正知 , 小牧亮介 , 赤尾和則 , 熊谷匡晃 , 渥美覚 , 松田理
ページ範囲:P.236 - P.241
要旨 肩鎖関節脱臼のなかでもまれなRockwood分類type Ⅳの術後理学療法を経験した.術中所見から損傷組織を確認し,修復組織を保護しつつ可動域と筋力を再獲得するために実施した理学療法について,その経過と理論的背景を交え報告する.症例は60歳台の男性で,交通事故にて右肩鎖関節脱臼を受傷した.手術はCadenat変法にて施行された.損傷組織は三角筋鎖骨部線維,僧帽筋肩鎖関節付着部線維,肩鎖靱帯,烏口鎖骨靱帯でありそれぞれ縫合された.理学療法は術後1週から肩鎖関節の保護と肩甲上腕関節の可動域維持を目的に,肩甲骨と鎖骨を固定し肩甲上腕関節にて屈曲90°までの可動域練習を開始した.結帯動作は縫合された三角筋鎖骨部線維を離開させる可能性があるため,修復過程を考慮し術後6週からとした.術後8週で結帯動作に若干の制限が残ったが,挙上動作に左右差はなくなった.肩甲上腕関節の可動域の維持と,損傷された組織を理解し同部の修復過程を考慮した理学療法により得られた結果と思われた.特に,軟部組織の損傷が激しいと予測されるRockwood分類Type Ⅴ・Ⅵでは,このような考え方は重要ではないかとも考えられた.
学会印象記
—第6回日本予防理学療法学会学術大会—世界へ発信していくための学術大会へ
著者: 松尾直
ページ範囲:P.212 - P.212
●はじめに
第6回日本予防理学療法学会学術大会が広島国際会議場にて開催されました.大会長は広島大学大学院医系科学研究科の浦辺幸夫先生で,「健康増進と理学療法」というテーマでした.特別講演,海外招聘教育講演,合同シンポジウムでは著名な先生から他職種の先生に至るまで,介護,スポーツ,産業など幅広い分野の講演がなされ,大変興味深い内容が多く,有意義な時間を過ごすことができました.
書評
—奈良 勲(監修)/淺井 仁,柴田克之(編集)—「PT・OTのための画像評価に基づく疾患別ケーススタディ」 フリーアクセス
著者: 岩井信彦
ページ範囲:P.215 - P.215
理学療法士(PT)や作業療法士(OT)を購読対象とした画像評価に関する書籍が発刊されはじめて久しい.これは,PT・OTの国家試験に画像に関する問題が出題されるようになったためである.また,昨年の10月に改正された「理学療法士作業療法士学校養成施設指定規則」の科目に医用画像の評価が含まれることになり,画像情報を評価に利用する方法を教授することとなった.併せて専門基礎分野のなかでもそれらの基礎知識を教授することも盛り込まれた.昨今の医療技術の進歩は目覚ましく,特に画像撮影の方法やその精度は著しく向上した.また,ペーパーレス化の進展もあり,鮮明な画像や映像がリハビリテーション室のパソコンでも閲覧できるようになった.画像情報も含めた患者情報を随時入手できるようになったことから,PT・OTにも画像情報を的確に読み解く知識と技術が求められるのである.
このような状況下,学生と臨床経験5年程度の若手のPT・OTを主な対象として本書が発刊された.本書は2つの章で構成されている.第1章は「PT・OTに診てほしい,画像の知識とポイント」で画像の簡単な撮像原理と診かたについて,第2章は「画像情報とケーススタディ」で,本書の多くのページがこの章に割かれている.PT・OTが臨床で担当する代表的な3つの疾患群である運動器系疾患,神経系疾患,内部疾患について症例を通じて画像を診るポイントが解説されている.症例ごとに疾患の一般的な病態を提示し,画像を診るポイントと予後予測が記述され,理学療法と作業療法介入の経過を術直後,術後2週,6週,12週,1年後の経過とともに病期ごとの画像が提示されている.つまり,画像の推移と症状の経過に応じた理学療法や作業療法介入の内容を経時的に理解できるように解説されている.このことから,PTやOTが対象者に介入する際に画像から読み取る情報は何かが理解できる.この編集方法は,過去に出版された画像の診かたに関する書籍では企画されなかった視点である.
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目次 フリーアクセス
ページ範囲:P.134 - P.135
文献抄録 フリーアクセス
ページ範囲:P.242 - P.243
第32回「理学療法ジャーナル賞」のご案内 フリーアクセス
ページ範囲:P.195 - P.195
「作業療法ジャーナル」のお知らせ フリーアクセス
ページ範囲:P.198 - P.198
バックナンバー・次号予告のお知らせ フリーアクセス
ページ範囲:P.246 - P.247
編集後記 フリーアクセス
著者: 網本和
ページ範囲:P.248 - P.248
令和元年は矢のように過ぎ去り,令和2年を迎えた今年から本誌は新しい装いと内容構成をもって新たな挑戦を始めたところです.令和2年の最大のイベントは東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されることだと思います.トップレベルのスポーツ競技においてはその華やかな成果と裏腹にドーピングの問題が取りざたされ,現にロシアはまたしてもそのスキャンダルに巻き込まれています.「薬」のもつダークサイドの力は何と大きく危ういものかと感じます.
さて本号の特集は,ポジティブな意味での「薬と運動療法」です.理学療法士は「薬」を処方する立場にありませんが,実際に受けもつ医療機関での対象者は多かれ少なかれ薬による治療を受けている方がほとんどであり,十分な配慮が必要であることは言うまでもありません.本特集では疾患・症状・障害別に「薬と運動療法」について解説をいただきました.急性期脳梗塞(太田論文),関節リウマチ(島原論文),痙縮(髙橋論文),慢性心不全(加藤論文),呼吸器疾患(新貝論文),糖尿病(河江論文),めまい(新井論文),パーキンソン病(加茂論文)と盛りだくさんなラインナップとなりました.これほど理学療法に寄った「薬と運動療法」の解説は類を見ないものであり,読者の皆様の「座右の特集」となるものと自負しています.
読者の声募集 フリーアクセス
ページ範囲:P. - P.
基本情報

バックナンバー
58巻12号(2024年12月発行)
特集 “子ども”と“母”をつなぎ支える理学療法
58巻11号(2024年11月発行)
特集 Multimorbidity and Multiple Disabilities(MMD)—多疾患重複時代がやってきた!
58巻10号(2024年10月発行)
特集 小脳update—運動と認知
58巻9号(2024年9月発行)
特集 最適な非対称性動作を考える
58巻8号(2024年8月発行)
特集 全身持久力トレーニング
58巻7号(2024年7月発行)
特集 視覚障害を併存する対象者の理学療法を考える
58巻6号(2024年6月発行)
特集 足病—あしを救って機能も救うために
58巻5号(2024年5月発行)
特集 “行為”の回復のための理学療法
58巻4号(2024年4月発行)
特集 DXが理学療法にもたらす未来
58巻3号(2024年3月発行)
特集 骨盤底機能障害と運動器障害の連関
58巻2号(2024年2月発行)
特集 総合理学療法
58巻1号(2024年1月発行)
特集 Physical Activity
57巻12号(2023年12月発行)
特集 疾病・介護予防のための運動療法
57巻11号(2023年11月発行)
特集 ヴィジョン—見えるものと見えないもの
57巻10号(2023年10月発行)
特集 ACP—個人の人生史を尊重し受け入れる
57巻9号(2023年9月発行)
特集 運動器理学療法をどう捉えるか—統合的戦略で自らの思考の枠を乗り越える
57巻8号(2023年8月発行)
特集 睡眠と理学療法の深い関係
57巻7号(2023年7月発行)
特集 腎臓リハビリテーション
57巻6号(2023年6月発行)
特集 脳卒中の予後予測と目標設定
57巻5号(2023年5月発行)
特集 関節間トレードオフ
57巻4号(2023年4月発行)
特集 理学療法の2040年
57巻3号(2023年3月発行)
特集 システムとしての姿勢制御—メカニズムの解明から臨床応用まで
57巻2号(2023年2月発行)
特集 嚥下機能に着目した理学療法
57巻1号(2023年1月発行)
特集 多様化する急性期理学療法
56巻12号(2022年12月発行)
特集 脊椎圧迫骨折に対する理学療法の工夫
56巻11号(2022年11月発行)
特集 回復期リハビリテーション病棟 これからの役割と戦略
56巻10号(2022年10月発行)
特集 子どもの成長・発達を支える理学療法
56巻9号(2022年9月発行)
特集 運動イメージ—科学的根拠に基づく臨床実践をめざして
56巻8号(2022年8月発行)
特集 住まいとくらし—理学療法士の環境づくり
56巻7号(2022年7月発行)
特集 人工関節置換術後の理学療法
56巻6号(2022年6月発行)
特集 医療現場におけるサルコペニア・フレイル
56巻5号(2022年5月発行)
特集 動作分析と臨床のマッチング
56巻4号(2022年4月発行)
特集 臨床に活かすニューロリハビリテーション
56巻3号(2022年3月発行)
特集 筋—理学療法士の視点から捉える
56巻2号(2022年2月発行)
特集 進歩する低侵襲手術に応じた理学療法—治療プログラム,目標設定,リスク管理
56巻1号(2022年1月発行)
特集 機能解剖と理学療法
55巻12号(2021年12月発行)
特集 大腿骨近位部骨折 up to date
55巻11号(2021年11月発行)
特集 パーキンソン病の最新知見と効果的な理学療法
55巻10号(2021年10月発行)
特集 タッチ—触れることと触れられること
55巻9号(2021年9月発行)
特集 チーム医療におけるコラボレーション
55巻8号(2021年8月発行)
特集 がん治療のリアル
55巻7号(2021年7月発行)
特集 移動—理学療法からみた学際的探求
55巻6号(2021年6月発行)
特集 Inner & Intrinsic Muscles—筋による関節の安定化,姿勢調整機能を探る
55巻5号(2021年5月発行)
特集 目標に基づく理学療法のための臨床推論—症状・疾患別の実際
55巻4号(2021年4月発行)
特集 皮神経滑走と運動療法の新知見
55巻3号(2021年3月発行)
特集 重症化予防
55巻2号(2021年2月発行)
特集 関節可動域評価のABC—治療計画につなぐ応用的解釈まで
55巻1号(2021年1月発行)
特集 高齢者の膝関節の痛み
54巻12号(2020年12月発行)
特集 歩行PART 2 運動器疾患と歩行指導
54巻11号(2020年11月発行)
特集 歩行PART 1 脳神経疾患と歩行
54巻10号(2020年10月発行)
特集 疼痛に対する最新の理学療法—治療効果を最大化するための理論と実践
54巻9号(2020年9月発行)
特集 軟部組織に着目した理学療法の最前線
54巻8号(2020年8月発行)
特集 パフォーマンス向上のための筋力トレーニング
54巻7号(2020年7月発行)
特集 脊椎・脊髄疾患の多彩な症状と理学療法
54巻6号(2020年6月発行)
特集 Pusher現象の謎 「傾き」への挑戦—臨床像と治療アプローチ
54巻5号(2020年5月発行)
特集 投球障害を捉える—動作,機能解剖,エコーの活用,予防に対する理学療法士の英知
54巻4号(2020年4月発行)
特集 症例から考える脳幹病変へのアプローチ
54巻3号(2020年3月発行)
特集 地域における予防の効果—理学療法の可能性
54巻2号(2020年2月発行)
特集 薬と運動療法
54巻1号(2020年1月発行)
特集 急性期理学療法の今—育成・働き方・連携・エビデンス
53巻12号(2019年12月発行)
特集 装具の臨床
53巻11号(2019年11月発行)
特集 今と将来を見据えた小児整形外科理学療法
53巻10号(2019年10月発行)
特集 これからの理学療法—2025年以降の姿を見据えて
53巻9号(2019年9月発行)
特集 栄養を学ぶ—学際と実際
53巻8号(2019年8月発行)
特集 IADL—生活をもっと科学的に
53巻7号(2019年7月発行)
特集 脳卒中患者の上肢に対する理学療法up to date
53巻6号(2019年6月発行)
特集 上肢運動器疾患—若年者と中高年者の特徴
53巻5号(2019年5月発行)
特集 全体像を把握する
53巻4号(2019年4月発行)
特集 理学療法士がめざす安心と安全
53巻3号(2019年3月発行)
特集 こころの問題と理学療法
53巻2号(2019年2月発行)
特集 変形性股関節症とメカニカルストレス
53巻1号(2019年1月発行)
特集 高齢者の転倒と予防
52巻12号(2018年12月発行)
特集 退院支援—理学療法士はその先が見えているか
52巻11号(2018年11月発行)
特集 生涯学習—卒前教育との連動と発展性
52巻10号(2018年10月発行)
特集 オリンピック・パラリンピック—世界と向き合うために
52巻9号(2018年9月発行)
特集 バランス再考
52巻8号(2018年8月発行)
特集 ジェネラリストとスペシャリスト
52巻7号(2018年7月発行)
特集 疼痛管理
52巻6号(2018年6月発行)
特集 地域に広がる心臓リハビリテーション
52巻5号(2018年5月発行)
特集 視床出血と理学療法
52巻4号(2018年4月発行)
特集 変形性膝関節症に対する最新の保存療法
52巻3号(2018年3月発行)
特集 理学療法における動作のアセスメント
52巻2号(2018年2月発行)
特集 低栄養/摂食嚥下機能障害と理学療法
52巻1号(2018年1月発行)
特集 筋力低下と理学療法
51巻12号(2017年12月発行)
特集 エキスパートが語る小児理学療法
51巻11号(2017年11月発行)
特集 多分野に広がる理学療法
51巻10号(2017年10月発行)
特集 半側空間無視
51巻9号(2017年9月発行)
特集 ACL損傷と動作
51巻8号(2017年8月発行)
特集 理学療法と臓器連関
51巻7号(2017年7月発行)
特集 理学療法のプロフェッショナルをめざして
51巻6号(2017年6月発行)
特集 理学療法士のはたらき方
51巻5号(2017年5月発行)
特集 歩行の安全性
51巻4号(2017年4月発行)
特集 理学療法と下肢装具
51巻3号(2017年3月発行)
特集 通院・通所における理学療法を再考する
51巻2号(2017年2月発行)
特集 現任研修—求められる臨床技能の習得
51巻1号(2017年1月発行)
特集 多職種で取り組むがん診療と理学療法
50巻12号(2016年12月発行)
特集 地域包括ケア病棟
50巻11号(2016年11月発行)
特集 臨床に役立つ臨床推論の実際
50巻10号(2016年10月発行)
特集 生活支援につなぐ小児理学療法
50巻9号(2016年9月発行)
特集 重症下肢虚血と理学療法
50巻8号(2016年8月発行)
特集 社会の要請に応える理学療法教育
50巻7号(2016年7月発行)
特集 被殻出血と理学療法
50巻6号(2016年6月発行)
特集 東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて
50巻5号(2016年5月発行)
特集 運動器疾患—エキスパートはこうみる
50巻4号(2016年4月発行)
特集 理学療法からみた「予防」の取り組みと効果
50巻3号(2016年3月発行)
特集 TENS
50巻2号(2016年2月発行)
特集 最新の糖尿病治療と運動療法
50巻1号(2016年1月発行)
特集3 理学療法の50年に寄せて
49巻12号(2015年12月発行)
特集 理学療法士界における継往開来
49巻11号(2015年11月発行)
特集 地域包括ケアシステムと小児理学療法
49巻10号(2015年10月発行)
特集 歩行支援機器による歩行up to date
49巻9号(2015年9月発行)
特集 脳機能回復と理学療法
49巻8号(2015年8月発行)
特集 地域包括ケアシステムの構築に向けて
49巻7号(2015年7月発行)
特集 慢性期の理学療法—目標設定と治療・介入効果
49巻6号(2015年6月発行)
特集 急性期からの理学療法
49巻5号(2015年5月発行)
特集 頭頸部および肩凝りに対する理学療法
49巻4号(2015年4月発行)
特集 世界の理学療法—激動のAsia Western Pacific地区の現状と今後
49巻3号(2015年3月発行)
特集 大規模災害の支援・防災活動—大震災からの学び
49巻2号(2015年2月発行)
特集 障害者権利条約の実現と理学療法
49巻1号(2015年1月発行)
特集 姿勢と歩行—理学療法士の診るべきこと
48巻12号(2014年12月発行)
特集 認知行動療法
48巻11号(2014年11月発行)
特集 脊椎・脊髄疾患と理学療法
48巻10号(2014年10月発行)
特集 安全管理
48巻9号(2014年9月発行)
特集 脳卒中片麻痺患者の体性感覚障害と理学療法
48巻8号(2014年8月発行)
特集 慢性腎臓病と理学療法
48巻7号(2014年7月発行)
特集 股関節の運動機能と評価方法
48巻6号(2014年6月発行)
特集 臨床実習教育の実態と展望
48巻5号(2014年5月発行)
特集 老年症候群と理学療法
48巻4号(2014年4月発行)
特集 理学療法実践に役立つコミュニケーション技術
48巻3号(2014年3月発行)
特集 地域における理学療法のパラダイムシフト
48巻2号(2014年2月発行)
特集 発達障害児の理学療法と生活指導
48巻1号(2014年1月発行)
特集 バランスupdate―実用的な動作・活動の獲得のために
47巻12号(2013年12月発行)
特集 神経筋疾患の治療と理学療法
47巻11号(2013年11月発行)
特集 呼吸理学療法の進歩
47巻10号(2013年10月発行)
特集 ウィメンズ・ヘルスと理学療法士のかかわり
47巻9号(2013年9月発行)
特集 在宅理学療法の可能性を探る
47巻8号(2013年8月発行)
特集 物理療法の再興
47巻7号(2013年7月発行)
特集 頸肩腕障害と理学療法
47巻6号(2013年6月発行)
特集 脳卒中理学療法のシームレス化にむけて
47巻5号(2013年5月発行)
特集 医療系教育における臨床実習の現状と展望
47巻4号(2013年4月発行)
特集 予防と理学療法
47巻3号(2013年3月発行)
特集 関節リウマチの最新治療と理学療法
47巻2号(2013年2月発行)
特集 心理・精神領域の理学療法
47巻1号(2013年1月発行)
特集 脳のシステム障害と理学療法
46巻12号(2012年12月発行)
特集 高齢下肢切断の理学療法
46巻11号(2012年11月発行)
特集 はたらく理学療法士の動機づけ
46巻10号(2012年10月発行)
特集 地域包括ケアシステムと訪問理学療法
46巻9号(2012年9月発行)
特集 心疾患に対する理学療法の新たな展開
46巻8号(2012年8月発行)
特集 外来理学療法
46巻7号(2012年7月発行)
特集 スポーツと理学療法
46巻6号(2012年6月発行)
特集 脳卒中理学療法のクリニカルリーズニング
46巻5号(2012年5月発行)
特集 理学療法士のキャリアデザイン
46巻4号(2012年4月発行)
特集 理学療法技能の評価と学習支援
46巻3号(2012年3月発行)
特集 東日本大震災と理学療法
46巻2号(2012年2月発行)
特集 慢性疼痛への包括的アプローチ
46巻1号(2012年1月発行)
特集 運動学習と理学療法
45巻12号(2011年12月発行)
特集 下肢機能再建と理学療法
45巻11号(2011年11月発行)
特集 チーム医療における理学療法士の役割
45巻10号(2011年10月発行)
特集 認知症と理学療法
45巻9号(2011年9月発行)
特集 足部・足関節の機能と理学療法
45巻8号(2011年8月発行)
特集 糖尿病の理学療法
45巻7号(2011年7月発行)
特集 神経生理学的アプローチの転換
45巻6号(2011年6月発行)
特集 小児理学療法の新たなる展開
45巻5号(2011年5月発行)
特集 がん患者のリハビリテーションと理学療法
45巻4号(2011年4月発行)
特集 ロコモティブシンドローム
45巻3号(2011年3月発行)
特集 脳卒中片麻痺患者の装具と運動療法
45巻2号(2011年2月発行)
特集 通所サービスにおける理学療法
45巻1号(2011年1月発行)
特集 自立支援
44巻12号(2010年12月発行)
特集 股関節疾患の理学療法―update
44巻11号(2010年11月発行)
特集 症例検討―脳血管障害患者を多側面から診る
44巻10号(2010年10月発行)
特集 身体障害者スポーツと理学療法の関わり
44巻9号(2010年9月発行)
特集 画像を活かした脳損傷のケーススタディ
44巻8号(2010年8月発行)
特集 徒手理学療法
44巻7号(2010年7月発行)
特集 在宅理学療法の実践
44巻6号(2010年6月発行)
特集 呼吸機能障害とチーム医療
44巻5号(2010年5月発行)
特集 新人教育
44巻4号(2010年4月発行)
特集 筋力増強―update
44巻3号(2010年3月発行)
特集 病期別理学療法モデル
44巻2号(2010年2月発行)
特集 脳卒中のゴール設定
44巻1号(2010年1月発行)
特集 これからの理学療法
43巻12号(2009年12月発行)
特集 連携教育
43巻11号(2009年11月発行)
特集 地域の高齢者に対する理学療法士の視点
43巻10号(2009年10月発行)
特集 老化による身体機能低下と理学療法
43巻9号(2009年9月発行)
特集 膝関節疾患の理学療法
43巻8号(2009年8月発行)
特集 ICFと理学療法
43巻7号(2009年7月発行)
特集 筋再生と理学療法
43巻6号(2009年6月発行)
特集 パーキンソン病の理学療法最前線
43巻5号(2009年5月発行)
特集 小児の地域理学療法
43巻4号(2009年4月発行)
特集 理学療法士による起業
43巻3号(2009年3月発行)
特集 不全型脊髄損傷の病態と理学療法
43巻2号(2009年2月発行)
特集 クリニカルリーズニング
43巻1号(2009年1月発行)
特集 大量養成時代に求められる教育
42巻12号(2008年12月発行)
特集 ニューロリハビリテーションと理学療法
42巻11号(2008年11月発行)
特集 がん治療における理学療法の可能性と課題
42巻10号(2008年10月発行)
特集 骨関節疾患の理学療法とバイオメカニクス
42巻9号(2008年9月発行)
特集 褥瘡の予防と治療―理学療法の役割
42巻8号(2008年8月発行)
特集 介護保険下の理学療法
42巻7号(2008年7月発行)
特集 ヘルスプロモーションと理学療法
42巻6号(2008年6月発行)
特集 Stroke Unitと理学療法
42巻5号(2008年5月発行)
特集 アジアの理学療法
42巻4号(2008年4月発行)
特集 認知運動療法の臨床アプローチと効果
42巻3号(2008年3月発行)
特集 WCPT
42巻2号(2008年2月発行)
特集 痛みの病態生理と理学療法
42巻1号(2008年1月発行)
特集 地域リハビリテーションにおける理学療法
41巻12号(2007年12月発行)
特集 大腿骨―整形外科的治療と理学療法
41巻11号(2007年11月発行)
特集 メタボリックシンドロームと理学療法
41巻10号(2007年10月発行)
特集 外来・通所理学療法
41巻9号(2007年9月発行)
特集 理学療法士の卒後教育
41巻8号(2007年8月発行)
特集 病棟理学療法の視点と実践
41巻7号(2007年7月発行)
特集 脳性麻痺児の理学療法
41巻6号(2007年6月発行)
特集 NST(nutrition support team)と理学療法
41巻5号(2007年5月発行)
特集 実践理学療法のエビデンス
41巻4号(2007年4月発行)
特集 慢性期脳卒中者の理学療法
41巻3号(2007年3月発行)
特集 臨床実習の具体的展開
41巻2号(2007年2月発行)
特集 「腰痛症」の要因と理学療法
41巻1号(2007年1月発行)
特集 高齢者の運動療法の効果と限界
40巻12号(2006年12月発行)
特集 末梢循環障害と理学療法
40巻13号(2006年12月発行)
特集 理学療法の展望2006
40巻11号(2006年11月発行)
特集 緩和ケアとしての理学療法
40巻10号(2006年10月発行)
特集 理学療法における運動療法と装具療法の融合
40巻9号(2006年9月発行)
特集 理学療法と連携
40巻8号(2006年8月発行)
特集 歩行練習
40巻7号(2006年7月発行)
特集 認知症へのアプローチ
40巻6号(2006年6月発行)
特集 アスリートのための理学療法
40巻5号(2006年5月発行)
特集 創傷治癒と理学療法
40巻4号(2006年4月発行)
特集 脳卒中治療ガイドラインと理学療法
40巻3号(2006年3月発行)
特集 腰部・下肢関節疾患の理学療法―姿勢・動作の臨床的視点
40巻2号(2006年2月発行)
特集 物理療法の有効性とリスク管理
40巻1号(2006年1月発行)
特集 臨床実習教育
39巻12号(2005年12月発行)
特集 ボディイメージ
39巻11号(2005年11月発行)
特集 精神障害者の理学療法
39巻10号(2005年10月発行)
特集 急性期に必要な薬物療法と理学療法
39巻9号(2005年9月発行)
特集 心臓外科治療の進歩と理学療法
39巻8号(2005年8月発行)
特集 脳卒中の理学療法を再考する
39巻7号(2005年7月発行)
特集 介護予防動向―理学療法士はどうかかわるのか
39巻6号(2005年6月発行)
特集 介護老人保健施設における理学療法の課題
39巻5号(2005年5月発行)
特集 回復期リハビリテーション病棟における理学療法
39巻4号(2005年4月発行)
特集 脳性麻痺
39巻3号(2005年3月発行)
特集 脳科学からみた理学療法の可能性と限界
39巻2号(2005年2月発行)
特集 実践能力を高めるカリキュラム
39巻1号(2005年1月発行)
特集 高齢者骨折の外科的治療と理学療法
38巻12号(2004年12月発行)
特集 理学療法士の国際協力
38巻11号(2004年11月発行)
特集 認知運動療法の適応と限界
38巻10号(2004年10月発行)
特集 診療報酬
38巻9号(2004年9月発行)
特集 運動療法の基礎
38巻8号(2004年8月発行)
特集 移動動作(分析・介入・介助者への指導)
38巻7号(2004年7月発行)
特集 生活機能向上のための理学療法
38巻6号(2004年6月発行)
特集 ヘルスプロモーション
38巻5号(2004年5月発行)
特集 理学療法モデル
38巻4号(2004年4月発行)
特集 脳血管障害による摂食・嚥下障害の理学療法
38巻3号(2004年3月発行)
特集 物理療法の鎮痛作用
38巻2号(2004年2月発行)
特集 難病の理学療法
38巻1号(2004年1月発行)
特集 整形外科疾患に対する徒手的運動療法
37巻12号(2003年12月発行)
特集 「注意」の障害に対する理学療法
37巻11号(2003年11月発行)
特集 介護保険対応の理学療法
37巻10号(2003年10月発行)
特集 身体と環境
37巻9号(2003年9月発行)
特集 早期理学療法
37巻8号(2003年8月発行)
特集 脳卒中の理学療法の展開
37巻7号(2003年7月発行)
特集 物理療法の効果
37巻6号(2003年6月発行)
特集 “活動”水準を高める理学療法士の専門性
37巻5号(2003年5月発行)
特集 こどもの理学療法
37巻4号(2003年4月発行)
特集 理学療法教育施設の自己点検・評価
37巻3号(2003年3月発行)
特集 医療保険・介護保険と理学療法
37巻2号(2003年2月発行)
特集 整形外科疾患のクリティカルパス
37巻1号(2003年1月発行)
特集 脳卒中片麻痺患者の歩行
36巻12号(2002年12月発行)
特集 運動障害がある場合の内部障害への対応
36巻11号(2002年11月発行)
特集 超高齢者の骨・関節疾患の理学療法
36巻10号(2002年10月発行)
特集 医療事故管理
36巻9号(2002年9月発行)
特集 新しい下肢装具
36巻8号(2002年8月発行)
特集 ファシリテーションは今
36巻7号(2002年7月発行)
特集 理学療法専門職の管理・運営とリーダーシップ
36巻6号(2002年6月発行)
特集 低出生体重児の理学療法
36巻5号(2002年5月発行)
特集 高齢者の転倒
36巻4号(2002年4月発行)
特集 バランス障害と理学療法
36巻3号(2002年3月発行)
特集 介護保険制度下のリハビリテーション
36巻2号(2002年2月発行)
特集 理学療法に関わる整形外科の最新知見
36巻1号(2002年1月発行)
特集 臨床現場にいかす障害構造・障害分類
35巻13号(2001年12月発行)
総目次・著者索引 第21巻~第35巻 1987年(昭和62)年~2001(平成13)年
35巻12号(2001年12月発行)
特集 理学療法の効果判定
35巻11号(2001年11月発行)
特集 症例報告
35巻10号(2001年10月発行)
特集 リスクマネジメント
35巻9号(2001年9月発行)
特集 自営理学療法士の活動
35巻8号(2001年8月発行)
特集 病棟理学療法
35巻7号(2001年7月発行)
特集 脊髄損傷―新しい下肢装具の活用
35巻6号(2001年6月発行)
特集 筋力再検討
35巻5号(2001年5月発行)
特集 EBP in Physical Therapy
35巻4号(2001年4月発行)
特集 理学療法におけるパラダイム転換
35巻3号(2001年3月発行)
特集 回復期リハビリテーション病棟
35巻2号(2001年2月発行)
特集 公的介護保険
35巻1号(2001年1月発行)
特集 整形外科疾患に対する外来運動療法
34巻12号(2000年12月発行)
特集 21世紀の理学療法教育
34巻11号(2000年11月発行)
特集 脳卒中のバランス障害
34巻10号(2000年10月発行)
特集 悪性腫瘍治療の進歩と理学療法
34巻9号(2000年9月発行)
特集 早期理学療法―そのリスクと効果
34巻8号(2000年8月発行)
特集 訪問リハビリテーションの実際
34巻7号(2000年7月発行)
特集 福祉機器の適用基準
34巻6号(2000年6月発行)
特集 精神疾患をもつ患者の理学療法
34巻5号(2000年5月発行)
特集 認知と理学療法
34巻4号(2000年4月発行)
特集 義足―新しい技術と適応
34巻3号(2000年3月発行)
特集 臨床実習の課題と展望
34巻2号(2000年2月発行)
特集 ICUにおける理学療法
34巻1号(2000年1月発行)
特集 理学療法士のアイデンティティー
33巻12号(1999年12月発行)
特集 予後予測
33巻11号(1999年11月発行)
特集 関連領域―代謝疾患と理学療法
33巻10号(1999年10月発行)
特集 小児理学療法の動向
33巻9号(1999年9月発行)
特集 脳科学の進歩と理学療法
33巻8号(1999年8月発行)
特集 中高年者のスポーツ障害
33巻7号(1999年7月発行)
特集 進行性疾患―QOL向上への取り組み
33巻6号(1999年6月発行)
特集 最新・理学療法関連機器
33巻5号(1999年5月発行)
特集 学際的分野での理学療法士の研究活動
33巻4号(1999年4月発行)
特集 嚥下障害/熱傷
33巻3号(1999年3月発行)
特集 上肢帯機能障害と理学療法
33巻2号(1999年2月発行)
特集 最新・バイオフィードバック療法
33巻1号(1999年1月発行)
特集 脳卒中患者の体力
32巻12号(1998年12月発行)
特集 物理療法 今と昔
32巻11号(1998年11月発行)
特集 インフォームド・コンセント
32巻10号(1998年10月発行)
特集 産業理学療法
32巻9号(1998年9月発行)
特集 救急医療と理学療法
32巻8号(1998年8月発行)
特集 認知障害
32巻7号(1998年7月発行)
特集 臨床実習の課題と工夫
32巻6号(1998年6月発行)
特集 身体障害者スポーツ
32巻5号(1998年5月発行)
特集 ケアマネジメント
32巻4号(1998年4月発行)
特集 動作分析
32巻3号(1998年3月発行)
特集 転倒と骨折
32巻2号(1998年2月発行)
特集 合併障害をもつ片麻痺者の理学療法
32巻1号(1998年1月発行)
特集 Welcome to the 13th WCPT Congress
31巻12号(1997年12月発行)
特集 プラトー?
31巻11号(1997年11月発行)
特集 難病と理学療法
31巻10号(1997年10月発行)
特集 ひとり職場の運営
31巻9号(1997年9月発行)
特集 家屋改造とフォローアップ
31巻8号(1997年8月発行)
特集 急性期の理学療法
31巻7号(1997年7月発行)
特集 関連領域―腎障害と運動療法
31巻6号(1997年6月発行)
特集 小児の理学療法
31巻5号(1997年5月発行)
特集 杖・歩行補助具
31巻4号(1997年4月発行)
特集 脳卒中理学療法の効果
31巻3号(1997年3月発行)
特集 チームワーク
31巻2号(1997年2月発行)
特集 4年制大学における理学療法教育
31巻1号(1997年1月発行)
特集 整形外科系運動療法の新展開
30巻13号(1996年12月発行)
総索引・総目次 理学療法と作業療法 第21巻~第22巻(1987年~1988年)/理学療法ジャーナル 第23巻~第30巻(1989年~1996年)
30巻12号(1996年12月発行)
特集 理学療法の展望
30巻11号(1996年11月発行)
特集 特別養護老人ホームにおける理学療法
30巻10号(1996年10月発行)
特集 退院前指導とそのフォローアップ
30巻9号(1996年9月発行)
特集 高次脳機能障害をもつ患者の理学療法
30巻8号(1996年8月発行)
特集 理学療法における基礎研究
30巻7号(1996年7月発行)
特集 地域リハと病院リハの連携―理学療法士の役割
30巻6号(1996年6月発行)
特集 高齢者と運動
30巻5号(1996年5月発行)
特集 姿勢調節
30巻4号(1996年4月発行)
特集 脳卒中における実用歩行訓練
30巻3号(1996年3月発行)
特集 スポーツ外傷
30巻2号(1996年2月発行)
特集 高齢脊髄損傷
30巻1号(1996年1月発行)
Kinetics
29巻12号(1995年12月発行)
特集 廃用症候群と理学療法
29巻11号(1995年11月発行)
特集 病棟訓練
29巻10号(1995年10月発行)
特集 運動コントロールと運動学習
29巻9号(1995年9月発行)
特集 カンファレンスの在り方
29巻8号(1995年8月発行)
特集 骨・関節疾患のバイオメカニクスと理学療法
29巻7号(1995年7月発行)
特集 関連領域―頭頸部の障害とリハビリテーション
29巻6号(1995年6月発行)
特集 運動発達障害;新生児からのアプローチ
29巻5号(1995年5月発行)
特集 外来理学療法の再検討
29巻4号(1995年4月発行)
特集 脳卒中片麻痺に対する理学療法;15年の変遷
29巻3号(1995年3月発行)
特集 疼痛
29巻2号(1995年2月発行)
特集 Duchenne型筋ジストロフィー
29巻1号(1995年1月発行)
特集 世界は今
28巻12号(1994年12月発行)
特集 脳外傷
28巻11号(1994年11月発行)
特集 Ⅱ.ハンドセラピー
28巻10号(1994年10月発行)
特集 脊髄損傷者の社会参加とQOLの向上
28巻9号(1994年9月発行)
特集 生活関連動作
28巻8号(1994年8月発行)
特集 高齢の整形外科的疾患患者に対する理学療法
28巻7号(1994年7月発行)
特集 臨床実習教育
28巻6号(1994年6月発行)
特集 障害予防
28巻5号(1994年5月発行)
特集 治療を目的とした装具と運動療法
28巻4号(1994年4月発行)
特集 嚥下障害
28巻3号(1994年3月発行)
特集 理学療法業務の見直し
28巻2号(1994年2月発行)
特集 脳卒中リハビリテーションプログラムの各段階に応じた理学療法
28巻1号(1994年1月発行)
特集 理学療法研究の取り組み
27巻12号(1993年12月発行)
特集 脳性麻痺児の生活指導
27巻11号(1993年11月発行)
特集 健康増進と理学療法
27巻10号(1993年10月発行)
特集 呼吸機能障害の理学療法
27巻9号(1993年9月発行)
特集 高次脳機能の最近の話題
27巻8号(1993年8月発行)
特集 整形外科疾患と理学療法
27巻7号(1993年7月発行)
特集 精神障害と理学療法
27巻6号(1993年6月発行)
特集 小児の理学療法
27巻5号(1993年5月発行)
特集 教育
27巻4号(1993年4月発行)
特集 脊髄損傷
27巻3号(1993年3月発行)
特集 障害者と生活指導
27巻2号(1993年2月発行)
特集 脳卒中における廃用・過用・誤用と理学療法
27巻1号(1993年1月発行)
特集 患者の人権
26巻12号(1992年12月発行)
特集 終末期ケアと理学療法
26巻11号(1992年11月発行)
特集 ADLとQOL
26巻10号(1992年10月発行)
特集 中高年脳性麻痺者の問題点
26巻9号(1992年9月発行)
特集 福祉機器
26巻8号(1992年8月発行)
特集 老人保健施設の理学療法
26巻7号(1992年7月発行)
特集 ゴール設定
26巻6号(1992年6月発行)
特集 整形外科
26巻5号(1992年5月発行)
特集Ⅱ 骨粗鬆症をめぐって
26巻4号(1992年4月発行)
特集 高齢者のスポーツおよびレクリエーション
26巻3号(1992年3月発行)
特集 隣接領域における理学療法教育
26巻2号(1992年2月発行)
特集 内部疾患と理学療法
26巻1号(1992年1月発行)
特集 脳卒中
25巻12号(1991年12月発行)
特集 地域・在宅の理学療法
25巻11号(1991年11月発行)
特集Ⅱ ホームプログラム
25巻10号(1991年10月発行)
特集 理学療法処方をめぐって
25巻9号(1991年9月発行)
特集 痴呆と理学療法
25巻8号(1991年8月発行)
特集 重度障害児の理学療法
25巻7号(1991年7月発行)
特集 Ⅱ.糖尿病と理学療法
25巻6号(1991年6月発行)
特集 日常生活動作(ADL)
25巻5号(1991年5月発行)
特集 整形外科疾患の理学療法
25巻4号(1991年4月発行)
特集 卒後教育
25巻3号(1991年3月発行)
特集 運動療法
25巻2号(1991年2月発行)
特集 体幹機能
25巻1号(1991年1月発行)
特集 脳卒中;回復期以降の理学療法を中心に
24巻12号(1990年12月発行)
特集 いす
24巻11号(1990年11月発行)
特集 整形外科;スポーツ傷害を中心に
24巻10号(1990年10月発行)
特集 地域リハビリテーションにおけるグループ訓練
24巻9号(1990年9月発行)
特集 診療報酬
24巻8号(1990年8月発行)
特集 ハイリスク・体力消耗状態
24巻7号(1990年7月発行)
特集 起居動作
24巻6号(1990年6月発行)
特集 脳性麻痺児の発達過程と理学療法
24巻5号(1990年5月発行)
特集 急性期の理学療法
24巻4号(1990年4月発行)
特集 老人保健施設の理学療法
24巻3号(1990年3月発行)
特集 苦労した症例報告集
24巻2号(1990年2月発行)
特集 履物
24巻1号(1990年1月発行)
特集 脳血管障害
23巻12号(1989年12月発行)
特集 整形外科
23巻11号(1989年11月発行)
特集 筋力増強
23巻10号(1989年10月発行)
特集 下肢切断の理学療法
23巻9号(1989年9月発行)
特集 筋萎縮性疾患
23巻8号(1989年8月発行)
特集 医療事故
23巻7号(1989年7月発行)
特集 脳性麻痺の理学療法と手術および装具療法
23巻6号(1989年6月発行)
特集 通所・訪問リハビリテーションの技術
23巻5号(1989年5月発行)
特集 先天性疾患
23巻4号(1989年4月発行)
特集 拘縮
23巻3号(1989年3月発行)
特集 卒後教育(含新人教育)
23巻2号(1989年2月発行)
特集 不全四肢麻痺;高齢者を中心に
23巻1号(1989年1月発行)
特集 理学療法の展望