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連載 Relay Message・第3回
備える
著者: 坪井宏幸1
所属機関: 1岩手医科大学附属病院
ページ範囲:P.346 - P.346
文献購入ページに移動 私のメッセージは“備える”です.もし,皆さんが旅に出かけるとしたら,どのような準備をしますか?
私は和歌山県で生まれ育ち,理学療法士として地元で働いていました.地元・和歌山県の職場では大学病院への4か月間の研修があり,私は臨床3年目のときにその研修に行きました.そこでリハビリテーション医療の有効性と研究の重要性を身をもって感じ,その翌年には研修先の大学院修士課程に入学し,2018年3月に博士課程を修了しました.そして現在から遡ること約3年前,私の大学院時代の恩師である西村行秀先生が岩手医科大学リハビリテーション医学科の初代教授に赴任することが決まり,2019年9月には新病院が開院することとなりました.そこではまさにこれからリハビリテーション医療が新体制で始まるといった状況でした.その話を初めて聞いたとき,私はただただ驚きました.しかし,私はこれからも臨床だけでなく研究も精力的に行いたいと思っており,それらを実現し得る環境下での臨床・研究は誰もが経験できるものではないと感じ,私もそこで働きたいという想いが込み上げてきたため,岩手県に行くことを決心しました.
私は和歌山県で生まれ育ち,理学療法士として地元で働いていました.地元・和歌山県の職場では大学病院への4か月間の研修があり,私は臨床3年目のときにその研修に行きました.そこでリハビリテーション医療の有効性と研究の重要性を身をもって感じ,その翌年には研修先の大学院修士課程に入学し,2018年3月に博士課程を修了しました.そして現在から遡ること約3年前,私の大学院時代の恩師である西村行秀先生が岩手医科大学リハビリテーション医学科の初代教授に赴任することが決まり,2019年9月には新病院が開院することとなりました.そこではまさにこれからリハビリテーション医療が新体制で始まるといった状況でした.その話を初めて聞いたとき,私はただただ驚きました.しかし,私はこれからも臨床だけでなく研究も精力的に行いたいと思っており,それらを実現し得る環境下での臨床・研究は誰もが経験できるものではないと感じ,私もそこで働きたいという想いが込み上げてきたため,岩手県に行くことを決心しました.
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