文献詳細
特集 症例から考える脳幹病変へのアプローチ
文献概要
Point
●脳幹は,脳神経,神経核,上行・下行路が密集し,わずかな病巣の違いによって症状や回復過程が大きく異なる
●脳幹の病巣では,覚醒,随意運動・筋トーヌス,感覚,姿勢・歩行,自律神経,眼球運動などの多彩な症状が動作・活動に影響を与える
●効果的な理学療法を行うためには,対象者の症状・状態をつぶさに観察して,病巣による脳の局在機能とシステムの双方への影響を解釈した臨床推論を進める必要がある
●脳幹は,脳神経,神経核,上行・下行路が密集し,わずかな病巣の違いによって症状や回復過程が大きく異なる
●脳幹の病巣では,覚醒,随意運動・筋トーヌス,感覚,姿勢・歩行,自律神経,眼球運動などの多彩な症状が動作・活動に影響を与える
●効果的な理学療法を行うためには,対象者の症状・状態をつぶさに観察して,病巣による脳の局在機能とシステムの双方への影響を解釈した臨床推論を進める必要がある
参考文献
1)原 一之:脳の地図帳.講談社,2005
2)Weinrich W, et al(原著),久留 裕,他(訳):画像診断のための脳解剖と機能系.医学書院,1995
3)沼田憲治(編):脳機能の基礎知識と神経症候ケーススタディ—脳血管障害を中心に.メジカルビュー社,2017
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