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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル54巻4号

2020年04月発行

文献概要

Close-up 病棟専従

集中治療病棟に専任する理学療法士の活動

著者: 柴田涼1

所属機関: 1聖隷浜松病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.439 - P.443

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 集中治療病棟[以下,intensive care unit(ICU)]における早期リハビリテーションは,せん妄予防・人工呼吸器管理期間の短縮・退院時身体機能改善に有用1,2)とされている.聖隷浜松病院(以下,当院)ではICU専任理学療法士(以下,PT)を配置し,多職種連携をより密にする取り組みを行っている.また2018年度の診療報酬改定にて早期離床・リハビリテーション加算が新設されたことを受け,同年より心臓血管外科術後患者を対象に離床プロトコルの運用を開始し,多職種で早期離床の促進に取り組んでいる.本稿では専任PTの導入までの経緯と活動内容について,ICU病棟にかかわるPTを呼吸リハビリテーション班と心臓リハビリテーション班(表1)に分け報告する.

参考文献

1)Needham DM, et al:Improving long-term outcomes after discharge from intensive care unit:report from a stakeholders' conference. Crit Care Med 2012;40:502-509
2)Schweickert WD, et al:Early physical and occupational therapy in mechanically ventilated, critically ill patients:a randomised controlled trial. Lancet 2009:373:1874-1882
3)日本心臓リハビリテーション学会心臓リハビリテーション標準プログラム策定部会:心不全の心臓リハビリテーション標準プログラム(2017年版).2017
4)Liu K, et al:The safety of a novel early mobilization protocol conducted by ICU physicians:a prospective observational study. J Intensive Care 2018;6:10. doi:10.1186/s40560-018-0281-0

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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