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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル54巻5号

2020年05月発行

文献概要

Close-up アジアにおける理学療法—Japan Quality

中国における理学療法—Japan Qualityの展開

著者: 大塚功12

所属機関: 1相澤(北京)医院管理有限公司 2相澤病院

ページ範囲:P.566 - P.570

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はじめに

 中国は日本の26倍の国土に,日本の11倍にあたる14億人が暮らし,2029年まで人口は増加するとみられる.中国国民の平均寿命は2010年74.8歳,2015年76.3歳である.中国政府は国民の平均寿命を2030年79.0歳に延伸する計画を打ち出している1)

 平均寿命の延伸を後押しする背景には,急速な経済成長に伴う国民生活と衛生環境の改善がある.しかしながら食生活と衛生環境の改善によって,国民に健康がもたらされた一方で,飽食は肥満と生活習慣病を若年齢化させながら慢性疾患患者の増加を招いている.衛生環境においても2002〜2003年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)や今年のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の蔓延など,光と影の二面性が存在している国と言える.

参考文献

1)中国共産党中央政府 国務院:「健康中国2030」.2016
2)中国国家統計局:2018年国民経済と社会発展の統計報告.
3)燕 铁斌,他:中国康复医学教育体系的构建与发展历程.Chin J Rehabil Med 2019;8:881-884
4)张 海迪:加快康复专业人才培养.中国残疾人联合会 光明日报;2017年3月14日06版
5)中国リハビリテーション医学会教育部:2019年度教育活動計画.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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