文献詳細
文献概要
報告
肩関節拘縮例における関節包と関節可動域の関連性の検討
著者: 鶴木恵1 高橋友明1 雫田研輔1 齋門良紀2 石垣範雄1 松葉友幸1 畑幸彦1
所属機関: 1北アルプス医療センターあづみ病院肩関節治療センター 2医療創生大学健康医療科学部理学療法学科
ページ範囲:P.600 - P.603
文献購入ページに移動前方・後方関節包の大きさは,屈曲・伸展・外転および下垂位外旋方向の可動域との間に弱〜中等度の正の相関を,CTDとの間に弱〜中等度の負の相関を認めた.下方関節包は,屈曲・伸展・外転および下垂位外旋方向の可動域との間に中等度〜強い正の相関を,CTDとの間に中等度の負の相関を認めた.
下垂位外旋方向の関節可動域制限は,一般に前方関節包の縮小が関係するとされているが,今回の結果では下方関節包との間により強い相関を認めており,下方関節包の縮小が可動域に大きく影響する可能性が示唆された.
参考文献
掲載誌情報