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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル54巻6号

2020年06月発行

文献概要

特集 Pusher現象の謎 「傾き」への挑戦—臨床像と治療アプローチ

—Pusher現象の治療—起居・移乗動作へのアプローチ

著者: 中山智晴1 山﨑裕司2

所属機関: 1須崎くろしお病院リハビリテーション部 2高知リハビリテーション専門職大学理学療法学専攻

ページ範囲:P.662 - P.667

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Point

●動作獲得には成功できる難易度の動作練習を繰り返し行う無誤学習が有効である

●Pusher現象を有する片麻痺者に対する起居・移乗動作練習は難易度の低いものから始める

●シングルケースの積み重ねが有効な動作練習を構築する

参考文献

1)山﨑裕司,他(編):リハビリテーション効果を最大限に引き出すコツ,第3版.pp222-223,三輪書店,2019
2)富田 駿,他:Pusher症状を呈する片麻痺患者に対する座位保持練習—シェイピングを用いた介入の効果.高知リハ学院紀2014;15:39-43
3)﨑山誠也,他:重症片麻痺患者に対する座位訓練—麻痺側座面へのクッション挿入の効果.行動リハ2019;8:19-21
4)中山智晴,他:逆方向連鎖化の技法を用いた片麻痺者の起き上がり訓練.リハと応行動分析2012;2:12-15
5)岡田一馬,他:逆方向連鎖化の技法を用いた起居動作練習の効果—認知症を合併した重症片麻痺者における検討.行動リハ2014;3:37-42
6)江口英範,他:脳卒中片麻痺患者の側臥位からの起き上がりにおける動作相別難易度.臨福ジャーナル2011;8:38-41
7)Hiroto DS, et al:Generality of learned helplessness in man. J Pers Soc Psychol 1975;31:311-327
8)松井 剛,他:Pusher現象を呈した重症片麻痺患者に対する段階的難易度設定による座位・立位練習.高知リハ学院紀2016;17:1-7
9)川口沙織,他:急性期Pusher症状に対する段階的難易度調整を用いた立位練習の検討.理療科2018;33:307-312
10)上村朋美,他:意識障害とPusher現象を呈した超高齢重度片麻痺患者に対する起立動作練習—応用行動分析学的介入の効果.高知リハ学院紀2019;20:17-20
11)岡田一馬,他:重症片麻痺患者に対する応用行動分析学的技法を用いた移乗動作練習の効果.高知リハ学院紀2017;18:17-22
12)中山智晴,他:Pusher現象と重度認知症を呈した片麻痺患者への移乗動作練習.高知リハ学院紀2017;18:23-26
13)市川祐生,他:認知症を伴う片麻痺患者における移乗動作練習.高知リハ学院紀2014;15:11-14
14)中山智晴,他:両側片麻痺患者に対する起居・移乗動作練習—滑車と重錘を用いた牽引の効果.行動リハ2019;8:5-9
15)山﨑裕司,他(編):リハビリテーション効果を最大限に引き出すコツ,第3版.pp220-221,三輪書店,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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