理学療法ジャーナル54巻6号

2020年06月発行

連載 新しい臨床実習・第6回

実習生が行ってもよいこととは？

著者： 間瀬教史¹

所属機関： ¹甲南女子大学看護リハビリテーション学部理学療法学科

ページ範囲：P.703 - P.708

はじめに

　本稿では，まず，臨床実習の法的な位置づけを述べる．そのうえで，理学療法士作業療法士学校養成施設指定規則（以下，新・指定規則）で行われる臨床実習において学生が行ってよい行為について，ほかの医療職種の臨床実習を例に示しながら，日本理学療法士協会が公表した臨床実習において学生が実施可能な基本技術の水準^1）を参考に説明する．

参考文献

1）日本理学療法士協会：臨床実習において学生が実施可能な基本技術の水準について．2019．http://www.japanpt.or.jp/about/jpta/disclosure/other_level20191021.html（2020年1月13日閲覧）

2）厚生労働省：臨床実習検討委員会最終報告書．1991．https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/iryou/1329799.htm（2020年1月13日閲覧）

3）厚生労働省：理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラム等改善検討会報告書．https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000193257.html（2020年1月13日閲覧）

4）厚生労働省：医学部の臨床実習において実施可能な医行為の研究報告書．2018．https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00754.html（2020年1月13日閲覧）

5）日本理学療法士協会：理学療法学教育モデル・コア・カリキュラム．2019．http://www.japanpt.or.jp/upload/japanpt/obj/files/about/modelcorecurriculum_2019.pdf（2020年1月13日閲覧）

6）厚生労働省：看護基礎教育における技術教育のあり方に関する検討会報告書．2003．https://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/03/s0317-4.html（2020年1月13日閲覧）