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特集 軟部組織に着目した理学療法の最前線
腰痛症に対するマッスルインバランスの理学療法
著者: 荒木茂1
所属機関: 1PTオフィス荒木
ページ範囲:P.1046 - P.1053
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●腰痛症に対しては痛みに対する局所的な治療だけでなく,痛みの原因になっている機能障害に対する全身的な治療が重要である
●機能障害の治療にはマッスルインバランスによる異常姿勢,異常運動パターンを評価し患者に合わせた理学療法プログラムが必要である
●患者が他動的な治療に依存しないように再発予防のための生活習慣の改善,自己管理法など教育的アプローチが必要である
●腰痛症に対しては痛みに対する局所的な治療だけでなく,痛みの原因になっている機能障害に対する全身的な治療が重要である
●機能障害の治療にはマッスルインバランスによる異常姿勢,異常運動パターンを評価し患者に合わせた理学療法プログラムが必要である
●患者が他動的な治療に依存しないように再発予防のための生活習慣の改善,自己管理法など教育的アプローチが必要である
参考文献
1)McGill S:Low back disorders:evidence-based prevention and rehabilitation, 3rd ed. Human Kinetics, Champaign, 2016
2)Page P, et al(著),小倉秀子(監訳):ヤンダアプローチ—マッスルインバランスに対する評価と治療.三輪書店,2013
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