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Close-up 装具—理学療法士が知っておくべきこと
装具製作の流れも知ろう
著者: 栄健一郎1
所属機関: 1適寿リハビリテーション病院
ページ範囲:P.1069 - P.1073
文献購入ページに移動 脳卒中患者の治療用装具は,脳卒中治療ガイドライン20151)において装具を用いた早期歩行が推奨されるなど関心の高い分野の1つである.理学療法士としては「適切な装具が円滑に届き」,より「効果的な理学療法」を提供したいところである.
しかし現実には,装具を取り巻く制度的環境や人的環境が大変複雑であるため,円滑に製作が進行せず,装具が完成するまでのプロセスで苦労している理学療法士は多いのではないだろうか.筆者も装具の地域連携ミーティングを運営するなかでメンバーからさまざまな苦労の声を耳にしている2).
しかし現実には,装具を取り巻く制度的環境や人的環境が大変複雑であるため,円滑に製作が進行せず,装具が完成するまでのプロセスで苦労している理学療法士は多いのではないだろうか.筆者も装具の地域連携ミーティングを運営するなかでメンバーからさまざまな苦労の声を耳にしている2).
参考文献
1)日本脳卒中学会脳卒中ガイドライン委員会(編):脳卒中治療ガイドライン2015.協和企画,2015
2)阿部浩明,他(編):脳卒中片麻痺患者に対する歩行リハビリテーション.メジカルビュー,2016
3)公益財団法人テクノエイド協会:補装具費支給事務ガイドブック平成30年度 告示改正対応版.2018.http://www.techno-aids.or.jp/research/guidebook_180411.pdf(2020年6月1日閲覧)
4)根本明宜:現場での課題と制度.Jpn J Rehabil Med 2019;56:267-271
5)第4回社会保障審議会医療保険部会 治療用装具療養費検討専門委員会配布資料.2019年9月6日.https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000189373_00001.html(2020年6月1日)
6)原 寛美,他(編):脳卒中理学療法の理論と技術,第3版.メジカルビュー,2019
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