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Close-up 装具—理学療法士が知っておくべきこと
理学療法士として学び,教えるために
著者: 遠藤正英1
所属機関: 1桜十字福岡病院リハビリテーション部
ページ範囲:P.1079 - P.1082
文献購入ページに移動理学療法とは,理学療法士及び作業療法士法第2条において「身体に障害のある者に対し,主としてその基本的動作能力の回復を図るため,治療体操その他の運動を行なわせ,及び電気刺激,マッサージ,温熱その他の物理的手段を加えることをいう」と定義されている.装具とは「病気やケガなどにより手や足,腰や首など体の部位に,痛み,損傷,麻痺などが生じたときに,治療や症状の軽減を目的として装着する器具」1)のことを指す.
つまりわれわれ理学療法士にとって装具は,患者に運動を行わせるために足らないところを補う手段の1つと考えられる.そのため装具の知識は必ずもっておかなければならない.しかし装具を使用する疾患は運動器,神経など多岐にわたり,装具の種類も多く,その使用方法もさまざまであるため敬遠される領域の1つでもあると考える.
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