岩村吉晃先生の名著『タッチ』(医学書院,2001)の「序」には,この書籍の表題を体性感覚ではなくタッチとした理由について,アリストテレス時代の触覚の定義は曖昧であり,その顰に倣って幅広い内容,例えばアクティブタッチや内臓感覚を含むためであると言及されている.今回,「タッチ」として特集を組むにあたってさまざまな角度からの情報,成果,展望を取り込んで構成しようと考え,気鋭の先生方に論述していただいた.皆様の探求心の琴線に「触れる」ことができれば幸いである.
雑誌目次
理学療法ジャーナル55巻10号
2021年10月発行
雑誌目次
特集 タッチ—触れることと触れられること
触れることと触れられること—動くことの意味
著者: 樋口貴広 , 渡邉諒
ページ範囲:P.1054 - P.1060
Point
●触れること(能動的触知覚,アクティブタッチ)は運動指令情報が貢献するという点で,受動的触知覚とは異なる作用で成立する
●触れる対象に対する事前の推測(質量推測)が運動指令に反映されるため,運動指令には必然的に,対象物の重量感など,触知覚に利用可能な推測情報が包含される
●ダイナミックタッチの概念では,能動的触知覚とは探索行為によって物体と身体との関係に変化を起こし,変化のなかでも不変な物体の性質を抽出することと捉える
理学療法士のタッチと癒し効果
著者: 山口創
ページ範囲:P.1061 - P.1066
Point
●看護師のタッチはリラクセーションや癒しを目的とし,理学療法士のタッチは身体機能の改善を目的とすることが多い
●「間主観的」にタッチすることで,自律神経や運動神経が同調し,疼痛やストレスの緩和効果が得られる
●適切なタッチにより患者のオキシトシン分泌が促され,ストレス緩和やリラックス,疼痛緩和,免疫活性などの効果がある
体性感覚情報処理と脳活動
著者: 大西秀明
ページ範囲:P.1067 - P.1072
Point
●脳磁図や機能的MRI,非侵襲的脳刺激法は,脳機能を解明するための有用なツールである
●体性感覚刺激時には,一次体性感覚野や二次体性感覚野だけでなく,後頭頂皮質や小脳など,非常に多くの皮質領域が活動する
●動的な触圧覚刺激を識別する際には,中側頭回V5野の活動が増大する
VR空間におけるタッチ
著者: 河合隆史
ページ範囲:P.1073 - P.1077
Point
●ラバーハンド錯覚とVR空間におけるクロスモーダルの活用
●VR空間で触れる:視覚情報による触覚情報の補完
●VR空間で触れられる:視触覚情報のずれと触運動錯覚
痛みとタッチ
著者: 内藤卓也 , 平川善之
ページ範囲:P.1078 - P.1083
Point
●痛みを抱える患者の多角的な評価に基づき状態を把握したうえでのタッチは,患者に安心感を与え,癒しにつながる“手当て”となり得る
●痛みには感覚的・情動的・認知的要素が関与しており,こうした要因を包括的な評価に基づき理解したうえでタッチを行う必要がある
●広範性の痛覚過敏には中枢性感作,末梢性感作,身体認識能力の低下がかかわっている可能性がある
ライトタッチと姿勢・歩行バランス
著者: 新井智之 , 山崎雄一郎
ページ範囲:P.1084 - P.1090
Point
●ライトタッチは,体性感覚情報に基づく姿勢制御であり,年齢や障害にかかわらず,身体動揺を減少させる効果がある
●ライトタッチは,下肢筋活動をあまり減少させることなく,安定性を高める効果があり,バランス能力を高める介入手段として有用である
●肩の高さでのinterpersonal touchは,身体動揺を最も減少させることが示されており,臨床場面でも患者の歩行介助に応用できる
タクティール®ケアから学ぶタッチ—終末期リハビリテーションに可能な緩和ケア
著者: 神谷万波
ページ範囲:P.1091 - P.1097
Point
●緩和ケアという言葉は,痛みや苦痛を伴うがん終末期を指していたが,近年では認知症や慢性疾患,加齢や障害により自立を保てなくなった非がん患者の人たちにも使われる言葉であり,がん患者と同じように緩和ケアを必要としている
●触れることで痛みや気持ちのつらさを軽減することができる手技がある
Close-up 転倒予防に活かすバランス評価
ベッドサイドで行う転倒予防に活かすバランス評価
著者: 中嶋俊祐
ページ範囲:P.1111 - P.1115
転倒予防に活かすバランス評価
バランス能力の低下は,転倒を引き起こす主要な身体的要因の1つである.そもそも,ヒトを特徴づける二足立位姿勢は,重心位置が高い一方で支持基底面が小さいという構造的な不安定さを有する.それでも,ヒトは環境に適応しながら生活の場を拡大するために必要なバランス能力を獲得してきた.だからこそ,脳卒中などの疾病によってこのバランス能力がいったん損なわれると,転倒リスクはとたんに高まる.この場合,手すりにつかまるなどの手段によって転倒を回避しようとすることが多いが,本稿のテーマであるベッドサイドでは,必ずしも十分な支持物が存在せず転倒リスクの低減は難しい.このような環境であっても転倒を予防しながら自立度を高め,生活範囲の拡大をめざすためには,二足立位姿勢における十分なバランス能力が必要であり,その評価・治療に対して理学療法士が果たすべき役割は大きい.
転倒予防におけるバランス能力の評価には,Berg Balance ScaleやTimed Up and Go Testなどの評価バッテリーが用いられ,転倒リスクとの関係性が検討されている1,2).一方で,急性期のベッドサイドでは,全身状態の変化や安静度による制限,評価を行うこと自体による転倒リスクから,実際にはこれらの評価バッテリーを十分に活用できることは少なく,むしろ,治療を行うなかで患者の運動課題に対する反応を観察・触診することでバランス能力の評価を行うことが多い.
施設内での転倒予防に活かすバランス評価
著者: 松下信郎 , 田中直次郎 , 福江亮 , 松四健太 , 岡本隆嗣
ページ範囲:P.1116 - P.1120
はじめに
転倒のリスク因子は内的要因と外的要因に大別され,内的要因には筋力低下などの身体機能や注意機能といった認知機能が含まれ,外的要因には障害物や滑りやすい床面などの環境要因が含まれる.バランスは内的要因の1つであり,転倒危険因子のなかで相対危険度は高い1).
バランスの定義について望月2)は「バランス」と「バランス能力」を分けて検討しており,観察される姿勢や動作の安定性を「バランス」,バランスを担っている身体機能の総称を「バランス能力」として区別して用いている.国際生活機能分類(International Classification of Functioning,Disability and Health:ICF)では,バランス能力は心身機能・身体構造の要素で,バランスは活動状況を修飾する要因に相当すると考えることができる3).臨床上大切なことは,バランス能力にはいくつかの機能が関与し,さらに同じバランス能力であっても,課題の難易度や動作を実行する環境によってバランスは変化する点である.そのため1つの評価や1つの場面のみでバランス障害を捉えることは難しく,複数の評価指標や複数の場面を組み合わせながら評価を行うことが必要となる.
回復期リハビリテーション病棟(以下,回復期病棟)の役割は急性疾患を安定させ,慢性疾患を制御しつつ,機能障害の改善,ADLの向上,家庭復帰を目的とした集中的なリハビリテーションを実施することである4).回復期病棟では,地域,急性期病棟,施設などと比較して,最も高率に転倒が発生しており5),その背景には患者の身体能力や活動性の変化が関係してくる.転倒リスクを減らしながら活動性を高めていくためには,適切に動作の安定性(バランス)を評価し,適切な時期に自立の判断を行うことが重要となる.
本稿では,転倒予防の視点から当院回復期病棟でのバランス評価や動作の自立に向けた取り組みについて紹介する.
在宅生活での転倒予防に活かすバランス評価
著者: 小暮英輔
ページ範囲:P.1121 - P.1124
はじめに
本邦における要介護高齢者は増加傾向1)であり,訪問リハビリテーションを必要としている者も年々増えている.介護を必要としている要因として転倒が18.7%1)を占める.訪問リハビリテーションの対象となる要介護高齢者を対象にした調査では,転倒率が25.3%であり,そのうち骨折した者は9.7%と報告されている2).このように,転倒により骨折を受傷しさらなる心身機能低下を引き起こす可能性があることから,在宅における転倒予防に活かすためのバランス評価は重要と考える.
東京消防庁3)によると高齢者の転倒発生場所は,居間・寝室,玄関・勝手口,廊下・縁側・通路,トイレ・洗面,台所・ダイニングの順に多いと言われている.転倒要因はさまざまな要因が複合して生じており,バランス能力などの身体的要因のほかに認知機能,服薬状況4)も影響するので生活動作の自立基準について明確に述べるのは難しい.また,在宅における訪問リハビリテーションは,1回40〜60分であることが多く,週1〜2回の頻度であるため,短時間かつ簡便にバランス,動作観察,環境設定についての評価が必要となる.本稿では,筆者が訪問リハビリテーションで使用しているバランス評価,それを補う環境設定について述べる.
連載 とびら
「職域拡大」に向けて
著者: 林雄史
ページ範囲:P.1049 - P.1049
私は日本赤十字社の救急法講習の指導員として活動しています.心肺蘇生をはじめとした救急処置を,一般の方々にお伝えしています.指導員になった経緯は,個人的なスポーツ活動において,私が理学療法士であると知られるや否や,大会などイベントの際には必ずといっていいほど,救護係などの役割を依頼されたことです.一般の方々は,医療職種である理学療法士は医療行為全般に長けているという過分な期待をもっているのだなと感じました.
一般病院に勤務する私の業務において,スポーツ現場で起き得るような緊急事態に対応した経験はほぼありません.ましてやそれに即応できるスキルも持ち合わせていません.このことを,当院に非常勤で来られていた救急センターの医師にぼやいたところ,「できることは多くあると思いますよ」とすすめられたのが,赤十字救急法の講習会です.さっそくこれを受講したのですが,なるほど一般の方々が期待しているであろうことの,一通りのスキルを習得できました.
再考します 臨床の素朴な疑問・第10回
パーカッションに痰を移動させる効果はない? 人工呼吸器装着中に呼吸介助をしてはいけない?
著者: 瀬崎学
ページ範囲:P.1126 - P.1127
呼吸理学療法における手技を整理してみよう
従来呼吸理学療法においては,軽打法(いわゆるパーカッション)や呼吸介助といった種々の呼吸理学療法手技が行われている.しかし,同じ方法を行っているにもかかわらず,異なる呼称で呼ばれていたり,適応が明確にならないまま実施されていたりと,一部その整合性・有効性に疑問を呈されることもあった.
そのため,2008年に呼吸理学療法手技の用語・方法を再定義しその適応を提示するために『呼吸理学療法標準手技』1)が刊行された.2021年現在においても呼吸理学療法の手技に鑑みる際,礎となる書であるので,臨床場面においてもぜひ活用してほしい.
診療参加型臨床実習・第10回
診療参加型臨床実習の取り組みの現状と展望—介護老人保健施設/通所・デイケア
著者: 石田悦二 , 竹野恭平 , 松井一人
ページ範囲:P.1128 - P.1131
介護老人保健施設
はじめに
2020年の理学療法士作業療法士学校養成施設指定規則の改正により,臨床実習の形態も明確に診療参加型実習が推奨されることとなった.本稿では,筆者が勤務する介護老人保健施設での取り組みを紹介し振り返るとともに,今後の展望について考える.
国試から読み解く・第22巻
臨床実習サブノート 診療参加型臨床実習—「ただ見ているだけ」にならないように!・7
超高齢者
著者: 江渕貴裕
ページ範囲:P.1136 - P.1140
はじめに
平均寿命が84.3歳1)と世界一の長寿国である日本では,当然のことながらリハビリテーションの対象となる方にも多くの高齢者が含まれています.高齢者には表12)に示す特徴があります.それに加えて,健康な状態と要介護状態の中間の状態を意味するフレイルや,加齢により筋肉量が減少し,筋力や身体機能が低下した状態を意味するサルコペニアは,入院・転倒・ADL障害・死亡のリスク増加,QOLの低下などに関与する3,4)とされ,患者さんの全体像を把握するうえでも押さえておきたいポイントです.基本的には「フレイルだから入院しましょう」ということはありません.つまり,肺炎で入院した患者さんも,骨折や脳梗塞で入院した患者さんも,すべての患者さんに対してフレイルやサルコペニアを評価し,予防・改善を行う必要があると言えます.また,対象者のなかにはフレイルではなく,すでに要介護状態の方も多いため,それぞれに合わせた対応が求められます.
私のターニングポイント・第22回
在宅サービスに必要なこと
著者: 亀谷真久
ページ範囲:P.1133 - P.1133
私は理学療法士の免許をもち,個人事業主として主に訪問の分野にて,診療や臨床指導,および経営や運営のサポート業務を行っています.ご縁をいただき,首都圏から地方までさまざまな地域で働く機会を得て,多様な地域特性や,資源の違う環境のなかでの在宅サービスを経験でき,やりがいを感じています.
免許取得時から訪問分野での勤務を希望していた私は,「環境を問わず機能回復アプローチができるように」と8年間の病院勤務にて知識や徒手の技術を研鑽し,高い技術を利用者様に提供することこそ最高のサービスだと信じて実践していました.ありがたいことに,喜んでくださる多くの利用者様に恵まれ訪問業務に自信をつけてきた頃,ある利用者様と出会う機会を得ました.
原著
大腿骨頸部/転子部骨折術後における急性期リハビリテーションの費用対効用
著者: 近藤千雅 , 八木麻衣子 , 川崎一泰 , 西山昌秀 , 田口さやか , 鈴木智裕 , 仁木久照
ページ範囲:P.1141 - P.1146
要旨 【目的】大腿骨頸部/転子部骨折術後の急性期リハビリテーションの費用対効用の検討.【方法】大腿骨頸部/転子部骨折術後症例67名(平均76.7±11.2歳)について,診療録より患者背景,診療状況,医療費,人件費,設備費を調査した.また介入時と術後1週ごとに,健康関連QOLをEuro-QOL 5 Dimensionsで評価し,リハビリテーションによる増分質調整生存年(quality-adjusted life years:QALY)と増分費用を求め,増分費用対効用比(incremental cost-utility ratio:ICUR)を算出した.【結果】増分QALYは0.03,増分費用は14.6万円,ICURは464万円/QALYとなった.【結論】医療経済学的に有用とされるICURは約500〜600万円であり,本モデルでは急性期リハビリテーションの費用対効用が認められた.
報告
夜間痛を合併した拘縮期の肩関節周囲炎における臨床的特徴
著者: 赤羽根良和 , 竹中裕
ページ範囲:P.1147 - P.1152
要旨 【目的】拘縮肩に続発した夜間痛の程度と臨床的特徴を検証するため,非夜間痛群,夜間痛軽度群,夜間痛重度群の3群間に分類し検討した.【方法】対象は肩関節周囲炎150例150肩である.肩甲上腕関節の位置関係は肩関節X線像からacromion humeral interval(AHI),humeral head diameter(HHD),AHI/HHD比,glenoid humeral angle(GHA)を測定し,肩関節可動域は屈曲,外旋,内旋角度を測定し,それぞれを比較した.【結果】AHI,HHD,AHI/HHD比は3群間で有意差を認めなかった.GHAは非夜間痛群と比較して夜間痛軽度群,夜間痛重度群が有意に大きく(p<0.01,p<0.01),夜間痛軽度群と比較して夜間痛重度群が有意に大きかった(p<0.01).肩関節の屈曲角度は非夜間痛群,夜間痛軽度群と比較して夜間痛重度群が有意に小さかった(p<0.01,p<0.01).外旋・内旋角度は非夜間痛群と比較して夜間痛軽度群,夜間痛重度群が有意に小さく(p<0.01,p<0.01),夜間痛軽度群と比較して夜間痛重度群が有意に小さかった(p<0.01).【結語】拘縮肩は夜間痛の程度に応じて肩甲上腕関節の位置異常や可動域制限が顕著となる.
症例報告
クリーゼを呈したLambert-Eaton筋無力症候群に対し,理学療法を介入した一例
著者: 大熊遼太郎 , 大森まいこ , 立石貴之 , 櫛田幸 , 朝倉めぐみ , 佐々木優 , 齋藤真希子 , 二宮智子 , 渡辺裕樹 , 林伸一 , 佐藤将樹 , 石橋康伸 , 石川晴美
ページ範囲:P.1153 - P.1157
要旨 今回,重症化し人工呼吸器管理となったLambert-Eaton筋無力症候群合併のsmall cell lung carcinoma(SCLC)症例に対する理学療法を経験した.症例は下肢脱力感,歩行困難を主訴に入院,その後,筋力低下は急速に進行,呼吸状態は悪化し93日間の長期人工呼吸器管理を要した.理学療法介入を早期より行い,人工呼吸器管理中にも多職種と協働のうえ,離床(端座位,起立,車椅子)を継続した.有害事象により化学療法は中断され,筋力にも変化を認めずADL全介助の状態であったが,車椅子乗車への離床は継続した.人工呼吸器離脱後,3, 4-diaminopyridineが開始され,それを契機に筋力は著明に改善した.機能変化は急速であり,筋力やADL評価,プログラムの再編を細目にわたり行った.ADL改善に伴い現病治療は再開し,第262病日にADL自立,杖歩行自立で退院となった.長期入院のなかで病態の変化が激しい症例であり,その都度,適切な理学療法を多職種と交えて迅速に行えたことが,原病治療,ADL改善に寄与できたと考えた.
書評
—武藤芳照(著)—「スポーツ医学を志す君たちへ」 フリーアクセス
著者: 金岡恒治
ページ範囲:P.1108 - P.1108
武藤芳照先生の100冊目の著作である本書は,“正しく普遍の理念を実践するべく社会で行動し続けている人”である武藤先生の一つの節目であり,本書にはこれまで先生が実践されてきたことの総てが整然とまとめられている.本書を評することは先生の人生を評することにも等しく,私にはおこがましく感じるとともに,光栄に感じている.
自分がスポーツ医学を志した研修医のときから一貫して武藤先生から学んできたことは,“スポーツの世界に医学を応用してスポーツ人の健康を守る,スポーツ現場の安全を守る,スポーツの健全さを守る”こと.さらに“医学の世界にスポーツを応用して,運動器の機能低下や障害を予防する”ことで,スポーツ界と医学界の両方から認められるようにならなくてはならない,ということであった.これはまさにスポーツ医学がめざすところであり,私を含め多くの関係者が実践に勤しんでいる.
—手塚純一,増田 司(著)—「神経システムがわかれば脳卒中リハ戦略が決まる」 フリーアクセス
著者: 松田雅弘
ページ範囲:P.1125 - P.1125
脳は「ブラックボックス」でいまだ解明されていない点が多い.学生時代にこう教わってから20年近くが経過した.1990年代よりCTやMRIによる画像診断が普及し,非侵襲的に脳内の変化を確認できるようになった.また,1996年にはNudoらの発見によって,脳の可塑性が明らかになった.脳を中心とした神経システムに障害が生じると,神経の再組織化が起きるという事実から,ニューロリハビリテーションの考え方が急速に広まった.
一方,私たちが提供するリハビリテーション戦略に,大きな変化はあったのであろうか? 脳の神経システムに関する知見は,神経科学の発展とともに急増している.それは,私たちセラピストも脳画像を確認し,そこから得られた情報をもとにリハ戦略を再考し,より効果的なアプローチを提供することが可能になったと言える.
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目次 フリーアクセス
ページ範囲:P.1050 - P.1051
文献抄録 フリーアクセス
ページ範囲:P.1158 - P.1159
お知らせ CRASEEDセミナー/慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室 第33回ADL評価法講習会 フリーアクセス
ページ範囲:P.1107 - P.1107
「作業療法ジャーナル」のお知らせ フリーアクセス
ページ範囲:P.1115 - P.1115
第33回「理学療法ジャーナル賞」のご案内 フリーアクセス
ページ範囲:P.1152 - P.1152
バックナンバー・次号予告のお知らせ フリーアクセス
ページ範囲:P.1162 - P.1163
編集後記 フリーアクセス
著者: 網本和
ページ範囲:P.1164 - P.1164
「手当」という言葉は,昨今の状況では休業要請に対する金銭的補填のことを思い起こす方も多いでしょうが,古来より信仰的,治療的な行為を指していたことは周知のことと思います.文字通り患部に手を当てることが痛みを緩和することはよく知られていますが,そのことにとどまらず,手を当てること,すなわち触れることの意味は多彩で奥深いと思われます.そこで本号の特集は「タッチ—触れることと触れられること」とし,心理学,生理学,工学,医学などの幅広い領域からの興味深い論文が掲載されています.
例えば「触れることと触れられること—動くことの意味(樋口・他論文)」では,ダイナミックタッチの意義について解説していただき,「理学療法士のタッチと癒し効果(山口論文)」 では,疼痛やストレス緩和における「間主観的タッチ」について紹介されています.さらに「体性感覚情報処理と脳活動(大西論文)」では,動的触圧覚の識別に関する脳活動を述べていただき,「VR空間におけるタッチ(河合論文)」では,VR空間におけるさまざまな感覚システムの最新知見を解説していただきました.このほか臨床的視点から「痛みとタッチ(内藤・他論文)」,「ライトタッチと姿勢・歩行バランス(新井・他論文)」,「タクティール®ケアから学ぶタッチ(神谷論文)」,「動作誘導とタッチ(冨田論文)」というラインアップとなっています.どれも大変な力作であり,ぜひ手にとってこれらの論文を味わっていただきたいと思います.
読者の声募集 フリーアクセス
ページ範囲:P. - P.
基本情報

バックナンバー
58巻12号(2024年12月発行)
特集 “子ども”と“母”をつなぎ支える理学療法
58巻11号(2024年11月発行)
特集 Multimorbidity and Multiple Disabilities(MMD)—多疾患重複時代がやってきた!
58巻10号(2024年10月発行)
特集 小脳update—運動と認知
58巻9号(2024年9月発行)
特集 最適な非対称性動作を考える
58巻8号(2024年8月発行)
特集 全身持久力トレーニング
58巻7号(2024年7月発行)
特集 視覚障害を併存する対象者の理学療法を考える
58巻6号(2024年6月発行)
特集 足病—あしを救って機能も救うために
58巻5号(2024年5月発行)
特集 “行為”の回復のための理学療法
58巻4号(2024年4月発行)
特集 DXが理学療法にもたらす未来
58巻3号(2024年3月発行)
特集 骨盤底機能障害と運動器障害の連関
58巻2号(2024年2月発行)
特集 総合理学療法
58巻1号(2024年1月発行)
特集 Physical Activity
57巻12号(2023年12月発行)
特集 疾病・介護予防のための運動療法
57巻11号(2023年11月発行)
特集 ヴィジョン—見えるものと見えないもの
57巻10号(2023年10月発行)
特集 ACP—個人の人生史を尊重し受け入れる
57巻9号(2023年9月発行)
特集 運動器理学療法をどう捉えるか—統合的戦略で自らの思考の枠を乗り越える
57巻8号(2023年8月発行)
特集 睡眠と理学療法の深い関係
57巻7号(2023年7月発行)
特集 腎臓リハビリテーション
57巻6号(2023年6月発行)
特集 脳卒中の予後予測と目標設定
57巻5号(2023年5月発行)
特集 関節間トレードオフ
57巻4号(2023年4月発行)
特集 理学療法の2040年
57巻3号(2023年3月発行)
特集 システムとしての姿勢制御—メカニズムの解明から臨床応用まで
57巻2号(2023年2月発行)
特集 嚥下機能に着目した理学療法
57巻1号(2023年1月発行)
特集 多様化する急性期理学療法
56巻12号(2022年12月発行)
特集 脊椎圧迫骨折に対する理学療法の工夫
56巻11号(2022年11月発行)
特集 回復期リハビリテーション病棟 これからの役割と戦略
56巻10号(2022年10月発行)
特集 子どもの成長・発達を支える理学療法
56巻9号(2022年9月発行)
特集 運動イメージ—科学的根拠に基づく臨床実践をめざして
56巻8号(2022年8月発行)
特集 住まいとくらし—理学療法士の環境づくり
56巻7号(2022年7月発行)
特集 人工関節置換術後の理学療法
56巻6号(2022年6月発行)
特集 医療現場におけるサルコペニア・フレイル
56巻5号(2022年5月発行)
特集 動作分析と臨床のマッチング
56巻4号(2022年4月発行)
特集 臨床に活かすニューロリハビリテーション
56巻3号(2022年3月発行)
特集 筋—理学療法士の視点から捉える
56巻2号(2022年2月発行)
特集 進歩する低侵襲手術に応じた理学療法—治療プログラム,目標設定,リスク管理
56巻1号(2022年1月発行)
特集 機能解剖と理学療法
55巻12号(2021年12月発行)
特集 大腿骨近位部骨折 up to date
55巻11号(2021年11月発行)
特集 パーキンソン病の最新知見と効果的な理学療法
55巻10号(2021年10月発行)
特集 タッチ—触れることと触れられること
55巻9号(2021年9月発行)
特集 チーム医療におけるコラボレーション
55巻8号(2021年8月発行)
特集 がん治療のリアル
55巻7号(2021年7月発行)
特集 移動—理学療法からみた学際的探求
55巻6号(2021年6月発行)
特集 Inner & Intrinsic Muscles—筋による関節の安定化,姿勢調整機能を探る
55巻5号(2021年5月発行)
特集 目標に基づく理学療法のための臨床推論—症状・疾患別の実際
55巻4号(2021年4月発行)
特集 皮神経滑走と運動療法の新知見
55巻3号(2021年3月発行)
特集 重症化予防
55巻2号(2021年2月発行)
特集 関節可動域評価のABC—治療計画につなぐ応用的解釈まで
55巻1号(2021年1月発行)
特集 高齢者の膝関節の痛み
54巻12号(2020年12月発行)
特集 歩行PART 2 運動器疾患と歩行指導
54巻11号(2020年11月発行)
特集 歩行PART 1 脳神経疾患と歩行
54巻10号(2020年10月発行)
特集 疼痛に対する最新の理学療法—治療効果を最大化するための理論と実践
54巻9号(2020年9月発行)
特集 軟部組織に着目した理学療法の最前線
54巻8号(2020年8月発行)
特集 パフォーマンス向上のための筋力トレーニング
54巻7号(2020年7月発行)
特集 脊椎・脊髄疾患の多彩な症状と理学療法
54巻6号(2020年6月発行)
特集 Pusher現象の謎 「傾き」への挑戦—臨床像と治療アプローチ
54巻5号(2020年5月発行)
特集 投球障害を捉える—動作,機能解剖,エコーの活用,予防に対する理学療法士の英知
54巻4号(2020年4月発行)
特集 症例から考える脳幹病変へのアプローチ
54巻3号(2020年3月発行)
特集 地域における予防の効果—理学療法の可能性
54巻2号(2020年2月発行)
特集 薬と運動療法
54巻1号(2020年1月発行)
特集 急性期理学療法の今—育成・働き方・連携・エビデンス
53巻12号(2019年12月発行)
特集 装具の臨床
53巻11号(2019年11月発行)
特集 今と将来を見据えた小児整形外科理学療法
53巻10号(2019年10月発行)
特集 これからの理学療法—2025年以降の姿を見据えて
53巻9号(2019年9月発行)
特集 栄養を学ぶ—学際と実際
53巻8号(2019年8月発行)
特集 IADL—生活をもっと科学的に
53巻7号(2019年7月発行)
特集 脳卒中患者の上肢に対する理学療法up to date
53巻6号(2019年6月発行)
特集 上肢運動器疾患—若年者と中高年者の特徴
53巻5号(2019年5月発行)
特集 全体像を把握する
53巻4号(2019年4月発行)
特集 理学療法士がめざす安心と安全
53巻3号(2019年3月発行)
特集 こころの問題と理学療法
53巻2号(2019年2月発行)
特集 変形性股関節症とメカニカルストレス
53巻1号(2019年1月発行)
特集 高齢者の転倒と予防
52巻12号(2018年12月発行)
特集 退院支援—理学療法士はその先が見えているか
52巻11号(2018年11月発行)
特集 生涯学習—卒前教育との連動と発展性
52巻10号(2018年10月発行)
特集 オリンピック・パラリンピック—世界と向き合うために
52巻9号(2018年9月発行)
特集 バランス再考
52巻8号(2018年8月発行)
特集 ジェネラリストとスペシャリスト
52巻7号(2018年7月発行)
特集 疼痛管理
52巻6号(2018年6月発行)
特集 地域に広がる心臓リハビリテーション
52巻5号(2018年5月発行)
特集 視床出血と理学療法
52巻4号(2018年4月発行)
特集 変形性膝関節症に対する最新の保存療法
52巻3号(2018年3月発行)
特集 理学療法における動作のアセスメント
52巻2号(2018年2月発行)
特集 低栄養/摂食嚥下機能障害と理学療法
52巻1号(2018年1月発行)
特集 筋力低下と理学療法
51巻12号(2017年12月発行)
特集 エキスパートが語る小児理学療法
51巻11号(2017年11月発行)
特集 多分野に広がる理学療法
51巻10号(2017年10月発行)
特集 半側空間無視
51巻9号(2017年9月発行)
特集 ACL損傷と動作
51巻8号(2017年8月発行)
特集 理学療法と臓器連関
51巻7号(2017年7月発行)
特集 理学療法のプロフェッショナルをめざして
51巻6号(2017年6月発行)
特集 理学療法士のはたらき方
51巻5号(2017年5月発行)
特集 歩行の安全性
51巻4号(2017年4月発行)
特集 理学療法と下肢装具
51巻3号(2017年3月発行)
特集 通院・通所における理学療法を再考する
51巻2号(2017年2月発行)
特集 現任研修—求められる臨床技能の習得
51巻1号(2017年1月発行)
特集 多職種で取り組むがん診療と理学療法
50巻12号(2016年12月発行)
特集 地域包括ケア病棟
50巻11号(2016年11月発行)
特集 臨床に役立つ臨床推論の実際
50巻10号(2016年10月発行)
特集 生活支援につなぐ小児理学療法
50巻9号(2016年9月発行)
特集 重症下肢虚血と理学療法
50巻8号(2016年8月発行)
特集 社会の要請に応える理学療法教育
50巻7号(2016年7月発行)
特集 被殻出血と理学療法
50巻6号(2016年6月発行)
特集 東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて
50巻5号(2016年5月発行)
特集 運動器疾患—エキスパートはこうみる
50巻4号(2016年4月発行)
特集 理学療法からみた「予防」の取り組みと効果
50巻3号(2016年3月発行)
特集 TENS
50巻2号(2016年2月発行)
特集 最新の糖尿病治療と運動療法
50巻1号(2016年1月発行)
特集3 理学療法の50年に寄せて
49巻12号(2015年12月発行)
特集 理学療法士界における継往開来
49巻11号(2015年11月発行)
特集 地域包括ケアシステムと小児理学療法
49巻10号(2015年10月発行)
特集 歩行支援機器による歩行up to date
49巻9号(2015年9月発行)
特集 脳機能回復と理学療法
49巻8号(2015年8月発行)
特集 地域包括ケアシステムの構築に向けて
49巻7号(2015年7月発行)
特集 慢性期の理学療法—目標設定と治療・介入効果
49巻6号(2015年6月発行)
特集 急性期からの理学療法
49巻5号(2015年5月発行)
特集 頭頸部および肩凝りに対する理学療法
49巻4号(2015年4月発行)
特集 世界の理学療法—激動のAsia Western Pacific地区の現状と今後
49巻3号(2015年3月発行)
特集 大規模災害の支援・防災活動—大震災からの学び
49巻2号(2015年2月発行)
特集 障害者権利条約の実現と理学療法
49巻1号(2015年1月発行)
特集 姿勢と歩行—理学療法士の診るべきこと
48巻12号(2014年12月発行)
特集 認知行動療法
48巻11号(2014年11月発行)
特集 脊椎・脊髄疾患と理学療法
48巻10号(2014年10月発行)
特集 安全管理
48巻9号(2014年9月発行)
特集 脳卒中片麻痺患者の体性感覚障害と理学療法
48巻8号(2014年8月発行)
特集 慢性腎臓病と理学療法
48巻7号(2014年7月発行)
特集 股関節の運動機能と評価方法
48巻6号(2014年6月発行)
特集 臨床実習教育の実態と展望
48巻5号(2014年5月発行)
特集 老年症候群と理学療法
48巻4号(2014年4月発行)
特集 理学療法実践に役立つコミュニケーション技術
48巻3号(2014年3月発行)
特集 地域における理学療法のパラダイムシフト
48巻2号(2014年2月発行)
特集 発達障害児の理学療法と生活指導
48巻1号(2014年1月発行)
特集 バランスupdate―実用的な動作・活動の獲得のために
47巻12号(2013年12月発行)
特集 神経筋疾患の治療と理学療法
47巻11号(2013年11月発行)
特集 呼吸理学療法の進歩
47巻10号(2013年10月発行)
特集 ウィメンズ・ヘルスと理学療法士のかかわり
47巻9号(2013年9月発行)
特集 在宅理学療法の可能性を探る
47巻8号(2013年8月発行)
特集 物理療法の再興
47巻7号(2013年7月発行)
特集 頸肩腕障害と理学療法
47巻6号(2013年6月発行)
特集 脳卒中理学療法のシームレス化にむけて
47巻5号(2013年5月発行)
特集 医療系教育における臨床実習の現状と展望
47巻4号(2013年4月発行)
特集 予防と理学療法
47巻3号(2013年3月発行)
特集 関節リウマチの最新治療と理学療法
47巻2号(2013年2月発行)
特集 心理・精神領域の理学療法
47巻1号(2013年1月発行)
特集 脳のシステム障害と理学療法
46巻12号(2012年12月発行)
特集 高齢下肢切断の理学療法
46巻11号(2012年11月発行)
特集 はたらく理学療法士の動機づけ
46巻10号(2012年10月発行)
特集 地域包括ケアシステムと訪問理学療法
46巻9号(2012年9月発行)
特集 心疾患に対する理学療法の新たな展開
46巻8号(2012年8月発行)
特集 外来理学療法
46巻7号(2012年7月発行)
特集 スポーツと理学療法
46巻6号(2012年6月発行)
特集 脳卒中理学療法のクリニカルリーズニング
46巻5号(2012年5月発行)
特集 理学療法士のキャリアデザイン
46巻4号(2012年4月発行)
特集 理学療法技能の評価と学習支援
46巻3号(2012年3月発行)
特集 東日本大震災と理学療法
46巻2号(2012年2月発行)
特集 慢性疼痛への包括的アプローチ
46巻1号(2012年1月発行)
特集 運動学習と理学療法
45巻12号(2011年12月発行)
特集 下肢機能再建と理学療法
45巻11号(2011年11月発行)
特集 チーム医療における理学療法士の役割
45巻10号(2011年10月発行)
特集 認知症と理学療法
45巻9号(2011年9月発行)
特集 足部・足関節の機能と理学療法
45巻8号(2011年8月発行)
特集 糖尿病の理学療法
45巻7号(2011年7月発行)
特集 神経生理学的アプローチの転換
45巻6号(2011年6月発行)
特集 小児理学療法の新たなる展開
45巻5号(2011年5月発行)
特集 がん患者のリハビリテーションと理学療法
45巻4号(2011年4月発行)
特集 ロコモティブシンドローム
45巻3号(2011年3月発行)
特集 脳卒中片麻痺患者の装具と運動療法
45巻2号(2011年2月発行)
特集 通所サービスにおける理学療法
45巻1号(2011年1月発行)
特集 自立支援
44巻12号(2010年12月発行)
特集 股関節疾患の理学療法―update
44巻11号(2010年11月発行)
特集 症例検討―脳血管障害患者を多側面から診る
44巻10号(2010年10月発行)
特集 身体障害者スポーツと理学療法の関わり
44巻9号(2010年9月発行)
特集 画像を活かした脳損傷のケーススタディ
44巻8号(2010年8月発行)
特集 徒手理学療法
44巻7号(2010年7月発行)
特集 在宅理学療法の実践
44巻6号(2010年6月発行)
特集 呼吸機能障害とチーム医療
44巻5号(2010年5月発行)
特集 新人教育
44巻4号(2010年4月発行)
特集 筋力増強―update
44巻3号(2010年3月発行)
特集 病期別理学療法モデル
44巻2号(2010年2月発行)
特集 脳卒中のゴール設定
44巻1号(2010年1月発行)
特集 これからの理学療法
43巻12号(2009年12月発行)
特集 連携教育
43巻11号(2009年11月発行)
特集 地域の高齢者に対する理学療法士の視点
43巻10号(2009年10月発行)
特集 老化による身体機能低下と理学療法
43巻9号(2009年9月発行)
特集 膝関節疾患の理学療法
43巻8号(2009年8月発行)
特集 ICFと理学療法
43巻7号(2009年7月発行)
特集 筋再生と理学療法
43巻6号(2009年6月発行)
特集 パーキンソン病の理学療法最前線
43巻5号(2009年5月発行)
特集 小児の地域理学療法
43巻4号(2009年4月発行)
特集 理学療法士による起業
43巻3号(2009年3月発行)
特集 不全型脊髄損傷の病態と理学療法
43巻2号(2009年2月発行)
特集 クリニカルリーズニング
43巻1号(2009年1月発行)
特集 大量養成時代に求められる教育
42巻12号(2008年12月発行)
特集 ニューロリハビリテーションと理学療法
42巻11号(2008年11月発行)
特集 がん治療における理学療法の可能性と課題
42巻10号(2008年10月発行)
特集 骨関節疾患の理学療法とバイオメカニクス
42巻9号(2008年9月発行)
特集 褥瘡の予防と治療―理学療法の役割
42巻8号(2008年8月発行)
特集 介護保険下の理学療法
42巻7号(2008年7月発行)
特集 ヘルスプロモーションと理学療法
42巻6号(2008年6月発行)
特集 Stroke Unitと理学療法
42巻5号(2008年5月発行)
特集 アジアの理学療法
42巻4号(2008年4月発行)
特集 認知運動療法の臨床アプローチと効果
42巻3号(2008年3月発行)
特集 WCPT
42巻2号(2008年2月発行)
特集 痛みの病態生理と理学療法
42巻1号(2008年1月発行)
特集 地域リハビリテーションにおける理学療法
41巻12号(2007年12月発行)
特集 大腿骨―整形外科的治療と理学療法
41巻11号(2007年11月発行)
特集 メタボリックシンドロームと理学療法
41巻10号(2007年10月発行)
特集 外来・通所理学療法
41巻9号(2007年9月発行)
特集 理学療法士の卒後教育
41巻8号(2007年8月発行)
特集 病棟理学療法の視点と実践
41巻7号(2007年7月発行)
特集 脳性麻痺児の理学療法
41巻6号(2007年6月発行)
特集 NST(nutrition support team)と理学療法
41巻5号(2007年5月発行)
特集 実践理学療法のエビデンス
41巻4号(2007年4月発行)
特集 慢性期脳卒中者の理学療法
41巻3号(2007年3月発行)
特集 臨床実習の具体的展開
41巻2号(2007年2月発行)
特集 「腰痛症」の要因と理学療法
41巻1号(2007年1月発行)
特集 高齢者の運動療法の効果と限界
40巻12号(2006年12月発行)
特集 末梢循環障害と理学療法
40巻13号(2006年12月発行)
特集 理学療法の展望2006
40巻11号(2006年11月発行)
特集 緩和ケアとしての理学療法
40巻10号(2006年10月発行)
特集 理学療法における運動療法と装具療法の融合
40巻9号(2006年9月発行)
特集 理学療法と連携
40巻8号(2006年8月発行)
特集 歩行練習
40巻7号(2006年7月発行)
特集 認知症へのアプローチ
40巻6号(2006年6月発行)
特集 アスリートのための理学療法
40巻5号(2006年5月発行)
特集 創傷治癒と理学療法
40巻4号(2006年4月発行)
特集 脳卒中治療ガイドラインと理学療法
40巻3号(2006年3月発行)
特集 腰部・下肢関節疾患の理学療法―姿勢・動作の臨床的視点
40巻2号(2006年2月発行)
特集 物理療法の有効性とリスク管理
40巻1号(2006年1月発行)
特集 臨床実習教育
39巻12号(2005年12月発行)
特集 ボディイメージ
39巻11号(2005年11月発行)
特集 精神障害者の理学療法
39巻10号(2005年10月発行)
特集 急性期に必要な薬物療法と理学療法
39巻9号(2005年9月発行)
特集 心臓外科治療の進歩と理学療法
39巻8号(2005年8月発行)
特集 脳卒中の理学療法を再考する
39巻7号(2005年7月発行)
特集 介護予防動向―理学療法士はどうかかわるのか
39巻6号(2005年6月発行)
特集 介護老人保健施設における理学療法の課題
39巻5号(2005年5月発行)
特集 回復期リハビリテーション病棟における理学療法
39巻4号(2005年4月発行)
特集 脳性麻痺
39巻3号(2005年3月発行)
特集 脳科学からみた理学療法の可能性と限界
39巻2号(2005年2月発行)
特集 実践能力を高めるカリキュラム
39巻1号(2005年1月発行)
特集 高齢者骨折の外科的治療と理学療法
38巻12号(2004年12月発行)
特集 理学療法士の国際協力
38巻11号(2004年11月発行)
特集 認知運動療法の適応と限界
38巻10号(2004年10月発行)
特集 診療報酬
38巻9号(2004年9月発行)
特集 運動療法の基礎
38巻8号(2004年8月発行)
特集 移動動作(分析・介入・介助者への指導)
38巻7号(2004年7月発行)
特集 生活機能向上のための理学療法
38巻6号(2004年6月発行)
特集 ヘルスプロモーション
38巻5号(2004年5月発行)
特集 理学療法モデル
38巻4号(2004年4月発行)
特集 脳血管障害による摂食・嚥下障害の理学療法
38巻3号(2004年3月発行)
特集 物理療法の鎮痛作用
38巻2号(2004年2月発行)
特集 難病の理学療法
38巻1号(2004年1月発行)
特集 整形外科疾患に対する徒手的運動療法
37巻12号(2003年12月発行)
特集 「注意」の障害に対する理学療法
37巻11号(2003年11月発行)
特集 介護保険対応の理学療法
37巻10号(2003年10月発行)
特集 身体と環境
37巻9号(2003年9月発行)
特集 早期理学療法
37巻8号(2003年8月発行)
特集 脳卒中の理学療法の展開
37巻7号(2003年7月発行)
特集 物理療法の効果
37巻6号(2003年6月発行)
特集 “活動”水準を高める理学療法士の専門性
37巻5号(2003年5月発行)
特集 こどもの理学療法
37巻4号(2003年4月発行)
特集 理学療法教育施設の自己点検・評価
37巻3号(2003年3月発行)
特集 医療保険・介護保険と理学療法
37巻2号(2003年2月発行)
特集 整形外科疾患のクリティカルパス
37巻1号(2003年1月発行)
特集 脳卒中片麻痺患者の歩行
36巻12号(2002年12月発行)
特集 運動障害がある場合の内部障害への対応
36巻11号(2002年11月発行)
特集 超高齢者の骨・関節疾患の理学療法
36巻10号(2002年10月発行)
特集 医療事故管理
36巻9号(2002年9月発行)
特集 新しい下肢装具
36巻8号(2002年8月発行)
特集 ファシリテーションは今
36巻7号(2002年7月発行)
特集 理学療法専門職の管理・運営とリーダーシップ
36巻6号(2002年6月発行)
特集 低出生体重児の理学療法
36巻5号(2002年5月発行)
特集 高齢者の転倒
36巻4号(2002年4月発行)
特集 バランス障害と理学療法
36巻3号(2002年3月発行)
特集 介護保険制度下のリハビリテーション
36巻2号(2002年2月発行)
特集 理学療法に関わる整形外科の最新知見
36巻1号(2002年1月発行)
特集 臨床現場にいかす障害構造・障害分類
35巻13号(2001年12月発行)
総目次・著者索引 第21巻~第35巻 1987年(昭和62)年~2001(平成13)年
35巻12号(2001年12月発行)
特集 理学療法の効果判定
35巻11号(2001年11月発行)
特集 症例報告
35巻10号(2001年10月発行)
特集 リスクマネジメント
35巻9号(2001年9月発行)
特集 自営理学療法士の活動
35巻8号(2001年8月発行)
特集 病棟理学療法
35巻7号(2001年7月発行)
特集 脊髄損傷―新しい下肢装具の活用
35巻6号(2001年6月発行)
特集 筋力再検討
35巻5号(2001年5月発行)
特集 EBP in Physical Therapy
35巻4号(2001年4月発行)
特集 理学療法におけるパラダイム転換
35巻3号(2001年3月発行)
特集 回復期リハビリテーション病棟
35巻2号(2001年2月発行)
特集 公的介護保険
35巻1号(2001年1月発行)
特集 整形外科疾患に対する外来運動療法
34巻12号(2000年12月発行)
特集 21世紀の理学療法教育
34巻11号(2000年11月発行)
特集 脳卒中のバランス障害
34巻10号(2000年10月発行)
特集 悪性腫瘍治療の進歩と理学療法
34巻9号(2000年9月発行)
特集 早期理学療法―そのリスクと効果
34巻8号(2000年8月発行)
特集 訪問リハビリテーションの実際
34巻7号(2000年7月発行)
特集 福祉機器の適用基準
34巻6号(2000年6月発行)
特集 精神疾患をもつ患者の理学療法
34巻5号(2000年5月発行)
特集 認知と理学療法
34巻4号(2000年4月発行)
特集 義足―新しい技術と適応
34巻3号(2000年3月発行)
特集 臨床実習の課題と展望
34巻2号(2000年2月発行)
特集 ICUにおける理学療法
34巻1号(2000年1月発行)
特集 理学療法士のアイデンティティー
33巻12号(1999年12月発行)
特集 予後予測
33巻11号(1999年11月発行)
特集 関連領域―代謝疾患と理学療法
33巻10号(1999年10月発行)
特集 小児理学療法の動向
33巻9号(1999年9月発行)
特集 脳科学の進歩と理学療法
33巻8号(1999年8月発行)
特集 中高年者のスポーツ障害
33巻7号(1999年7月発行)
特集 進行性疾患―QOL向上への取り組み
33巻6号(1999年6月発行)
特集 最新・理学療法関連機器
33巻5号(1999年5月発行)
特集 学際的分野での理学療法士の研究活動
33巻4号(1999年4月発行)
特集 嚥下障害/熱傷
33巻3号(1999年3月発行)
特集 上肢帯機能障害と理学療法
33巻2号(1999年2月発行)
特集 最新・バイオフィードバック療法
33巻1号(1999年1月発行)
特集 脳卒中患者の体力
32巻12号(1998年12月発行)
特集 物理療法 今と昔
32巻11号(1998年11月発行)
特集 インフォームド・コンセント
32巻10号(1998年10月発行)
特集 産業理学療法
32巻9号(1998年9月発行)
特集 救急医療と理学療法
32巻8号(1998年8月発行)
特集 認知障害
32巻7号(1998年7月発行)
特集 臨床実習の課題と工夫
32巻6号(1998年6月発行)
特集 身体障害者スポーツ
32巻5号(1998年5月発行)
特集 ケアマネジメント
32巻4号(1998年4月発行)
特集 動作分析
32巻3号(1998年3月発行)
特集 転倒と骨折
32巻2号(1998年2月発行)
特集 合併障害をもつ片麻痺者の理学療法
32巻1号(1998年1月発行)
特集 Welcome to the 13th WCPT Congress
31巻12号(1997年12月発行)
特集 プラトー?
31巻11号(1997年11月発行)
特集 難病と理学療法
31巻10号(1997年10月発行)
特集 ひとり職場の運営
31巻9号(1997年9月発行)
特集 家屋改造とフォローアップ
31巻8号(1997年8月発行)
特集 急性期の理学療法
31巻7号(1997年7月発行)
特集 関連領域―腎障害と運動療法
31巻6号(1997年6月発行)
特集 小児の理学療法
31巻5号(1997年5月発行)
特集 杖・歩行補助具
31巻4号(1997年4月発行)
特集 脳卒中理学療法の効果
31巻3号(1997年3月発行)
特集 チームワーク
31巻2号(1997年2月発行)
特集 4年制大学における理学療法教育
31巻1号(1997年1月発行)
特集 整形外科系運動療法の新展開
30巻13号(1996年12月発行)
総索引・総目次 理学療法と作業療法 第21巻~第22巻(1987年~1988年)/理学療法ジャーナル 第23巻~第30巻(1989年~1996年)
30巻12号(1996年12月発行)
特集 理学療法の展望
30巻11号(1996年11月発行)
特集 特別養護老人ホームにおける理学療法
30巻10号(1996年10月発行)
特集 退院前指導とそのフォローアップ
30巻9号(1996年9月発行)
特集 高次脳機能障害をもつ患者の理学療法
30巻8号(1996年8月発行)
特集 理学療法における基礎研究
30巻7号(1996年7月発行)
特集 地域リハと病院リハの連携―理学療法士の役割
30巻6号(1996年6月発行)
特集 高齢者と運動
30巻5号(1996年5月発行)
特集 姿勢調節
30巻4号(1996年4月発行)
特集 脳卒中における実用歩行訓練
30巻3号(1996年3月発行)
特集 スポーツ外傷
30巻2号(1996年2月発行)
特集 高齢脊髄損傷
30巻1号(1996年1月発行)
Kinetics
29巻12号(1995年12月発行)
特集 廃用症候群と理学療法
29巻11号(1995年11月発行)
特集 病棟訓練
29巻10号(1995年10月発行)
特集 運動コントロールと運動学習
29巻9号(1995年9月発行)
特集 カンファレンスの在り方
29巻8号(1995年8月発行)
特集 骨・関節疾患のバイオメカニクスと理学療法
29巻7号(1995年7月発行)
特集 関連領域―頭頸部の障害とリハビリテーション
29巻6号(1995年6月発行)
特集 運動発達障害;新生児からのアプローチ
29巻5号(1995年5月発行)
特集 外来理学療法の再検討
29巻4号(1995年4月発行)
特集 脳卒中片麻痺に対する理学療法;15年の変遷
29巻3号(1995年3月発行)
特集 疼痛
29巻2号(1995年2月発行)
特集 Duchenne型筋ジストロフィー
29巻1号(1995年1月発行)
特集 世界は今
28巻12号(1994年12月発行)
特集 脳外傷
28巻11号(1994年11月発行)
特集 Ⅱ.ハンドセラピー
28巻10号(1994年10月発行)
特集 脊髄損傷者の社会参加とQOLの向上
28巻9号(1994年9月発行)
特集 生活関連動作
28巻8号(1994年8月発行)
特集 高齢の整形外科的疾患患者に対する理学療法
28巻7号(1994年7月発行)
特集 臨床実習教育
28巻6号(1994年6月発行)
特集 障害予防
28巻5号(1994年5月発行)
特集 治療を目的とした装具と運動療法
28巻4号(1994年4月発行)
特集 嚥下障害
28巻3号(1994年3月発行)
特集 理学療法業務の見直し
28巻2号(1994年2月発行)
特集 脳卒中リハビリテーションプログラムの各段階に応じた理学療法
28巻1号(1994年1月発行)
特集 理学療法研究の取り組み
27巻12号(1993年12月発行)
特集 脳性麻痺児の生活指導
27巻11号(1993年11月発行)
特集 健康増進と理学療法
27巻10号(1993年10月発行)
特集 呼吸機能障害の理学療法
27巻9号(1993年9月発行)
特集 高次脳機能の最近の話題
27巻8号(1993年8月発行)
特集 整形外科疾患と理学療法
27巻7号(1993年7月発行)
特集 精神障害と理学療法
27巻6号(1993年6月発行)
特集 小児の理学療法
27巻5号(1993年5月発行)
特集 教育
27巻4号(1993年4月発行)
特集 脊髄損傷
27巻3号(1993年3月発行)
特集 障害者と生活指導
27巻2号(1993年2月発行)
特集 脳卒中における廃用・過用・誤用と理学療法
27巻1号(1993年1月発行)
特集 患者の人権
26巻12号(1992年12月発行)
特集 終末期ケアと理学療法
26巻11号(1992年11月発行)
特集 ADLとQOL
26巻10号(1992年10月発行)
特集 中高年脳性麻痺者の問題点
26巻9号(1992年9月発行)
特集 福祉機器
26巻8号(1992年8月発行)
特集 老人保健施設の理学療法
26巻7号(1992年7月発行)
特集 ゴール設定
26巻6号(1992年6月発行)
特集 整形外科
26巻5号(1992年5月発行)
特集Ⅱ 骨粗鬆症をめぐって
26巻4号(1992年4月発行)
特集 高齢者のスポーツおよびレクリエーション
26巻3号(1992年3月発行)
特集 隣接領域における理学療法教育
26巻2号(1992年2月発行)
特集 内部疾患と理学療法
26巻1号(1992年1月発行)
特集 脳卒中
25巻12号(1991年12月発行)
特集 地域・在宅の理学療法
25巻11号(1991年11月発行)
特集Ⅱ ホームプログラム
25巻10号(1991年10月発行)
特集 理学療法処方をめぐって
25巻9号(1991年9月発行)
特集 痴呆と理学療法
25巻8号(1991年8月発行)
特集 重度障害児の理学療法
25巻7号(1991年7月発行)
特集 Ⅱ.糖尿病と理学療法
25巻6号(1991年6月発行)
特集 日常生活動作(ADL)
25巻5号(1991年5月発行)
特集 整形外科疾患の理学療法
25巻4号(1991年4月発行)
特集 卒後教育
25巻3号(1991年3月発行)
特集 運動療法
25巻2号(1991年2月発行)
特集 体幹機能
25巻1号(1991年1月発行)
特集 脳卒中;回復期以降の理学療法を中心に
24巻12号(1990年12月発行)
特集 いす
24巻11号(1990年11月発行)
特集 整形外科;スポーツ傷害を中心に
24巻10号(1990年10月発行)
特集 地域リハビリテーションにおけるグループ訓練
24巻9号(1990年9月発行)
特集 診療報酬
24巻8号(1990年8月発行)
特集 ハイリスク・体力消耗状態
24巻7号(1990年7月発行)
特集 起居動作
24巻6号(1990年6月発行)
特集 脳性麻痺児の発達過程と理学療法
24巻5号(1990年5月発行)
特集 急性期の理学療法
24巻4号(1990年4月発行)
特集 老人保健施設の理学療法
24巻3号(1990年3月発行)
特集 苦労した症例報告集
24巻2号(1990年2月発行)
特集 履物
24巻1号(1990年1月発行)
特集 脳血管障害
23巻12号(1989年12月発行)
特集 整形外科
23巻11号(1989年11月発行)
特集 筋力増強
23巻10号(1989年10月発行)
特集 下肢切断の理学療法
23巻9号(1989年9月発行)
特集 筋萎縮性疾患
23巻8号(1989年8月発行)
特集 医療事故
23巻7号(1989年7月発行)
特集 脳性麻痺の理学療法と手術および装具療法
23巻6号(1989年6月発行)
特集 通所・訪問リハビリテーションの技術
23巻5号(1989年5月発行)
特集 先天性疾患
23巻4号(1989年4月発行)
特集 拘縮
23巻3号(1989年3月発行)
特集 卒後教育(含新人教育)
23巻2号(1989年2月発行)
特集 不全四肢麻痺;高齢者を中心に
23巻1号(1989年1月発行)
特集 理学療法の展望