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書評
—手塚純一,増田 司(著)—「神経システムがわかれば脳卒中リハ戦略が決まる」
著者: 松田雅弘1
所属機関: 1順天堂大学保健医療学部
ページ範囲:P.1125 - P.1125
文献購入ページに移動 脳は「ブラックボックス」でいまだ解明されていない点が多い.学生時代にこう教わってから20年近くが経過した.1990年代よりCTやMRIによる画像診断が普及し,非侵襲的に脳内の変化を確認できるようになった.また,1996年にはNudoらの発見によって,脳の可塑性が明らかになった.脳を中心とした神経システムに障害が生じると,神経の再組織化が起きるという事実から,ニューロリハビリテーションの考え方が急速に広まった.
一方,私たちが提供するリハビリテーション戦略に,大きな変化はあったのであろうか? 脳の神経システムに関する知見は,神経科学の発展とともに急増している.それは,私たちセラピストも脳画像を確認し,そこから得られた情報をもとにリハ戦略を再考し,より効果的なアプローチを提供することが可能になったと言える.
一方,私たちが提供するリハビリテーション戦略に,大きな変化はあったのであろうか? 脳の神経システムに関する知見は,神経科学の発展とともに急増している.それは,私たちセラピストも脳画像を確認し,そこから得られた情報をもとにリハ戦略を再考し,より効果的なアプローチを提供することが可能になったと言える.
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