文献詳細
文献概要
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編集後記
著者: 横田一彦
所属機関:
ページ範囲:P.1292 - P.1292
文献購入ページに移動 本号の特集は「パーキンソン病の最新知見と効果的な理学療法」です.今後,高齢化社会が進むなかで増加が予想されるパーキンソン病について,治療と症状に関する知識を整理し,効果的に理学療法を進めるポイントを論じていただきました.理学療法を進めるうえで大切なことは,適切な評価による目標設定と運動療法の立案,そして環境整備と生活指導です.理学療法に関しては,治療や病期に応じて考慮すべき点を,専門的に取り組んでおられる方々に執筆していただきました.治療の進歩と現在位置,そして丁寧な理学療法の組み立てや先進医療とタッグを組んだ理学療法が示されており,読者の方々がそれぞれの臨床現場で対応されている同疾患の対象者へのアプローチに,きっと役立つものと考えます.
連載「診療参加型臨床実習」とClose-up「デジタル化する理学療法」では,IT,AIといった科学技術の進歩が,いよいよ理学療法の臨床,教育現場に浸透し始めていることをひしひしと感じられる論文を掲載できました.COVID-19が後押ししていることは間違いありませんが,これはデジタルが理学療法の可能性を大きく広げる転機として捉えるべきなのだろうと思います.一方で,「とびら」では,人との出会いが語られ,アナログなことの大切さに気づかされるご寄稿をいただきました.また,「臨床の素朴な疑問」では,歩行自立度の判断という難しいテーマについて述べていただきました.これらを通して,デジタルとアナログ,どちらもバランスよく知り,活用していくことが,これからの理学療法そして理学療法士の成長を促していくのではないかと感じました.
連載「診療参加型臨床実習」とClose-up「デジタル化する理学療法」では,IT,AIといった科学技術の進歩が,いよいよ理学療法の臨床,教育現場に浸透し始めていることをひしひしと感じられる論文を掲載できました.COVID-19が後押ししていることは間違いありませんが,これはデジタルが理学療法の可能性を大きく広げる転機として捉えるべきなのだろうと思います.一方で,「とびら」では,人との出会いが語られ,アナログなことの大切さに気づかされるご寄稿をいただきました.また,「臨床の素朴な疑問」では,歩行自立度の判断という難しいテーマについて述べていただきました.これらを通して,デジタルとアナログ,どちらもバランスよく知り,活用していくことが,これからの理学療法そして理学療法士の成長を促していくのではないかと感じました.
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