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臨床のコツ・私の裏ワザ
足部アーチのエクササイズのコツ—クラシックバレエダンサーの一例
著者: 矢部信明1
所属機関: 1ほっとリハビリシステムズ
ページ範囲:P.1374 - P.1375
文献購入ページに移動 機能的な足部アーチを維持する,あるいは形成していくことは,臨床において多々必要となる.
今回,クラシックバレエダンサーのアキレス腱断裂後の理学療法を経験した.バレエに不可欠な足部アーチをつくるためには,後脛骨筋,長母趾屈筋,長腓骨筋,短腓骨筋などの筋力トレーニングが必須である.特に後脛骨筋,前脛骨筋,長腓骨筋,短腓骨筋の同時収縮を行う.図1はメディシンボール(1kg)を両足底部で把持している.図2は両足趾で把持しており,長母趾屈筋,長趾屈筋,足底内在筋を収縮することで,足部アーチを安定させる効果があると考える.足の内在筋は,動的なアーチ,推進力の維持や,足の微調整のためにも重要である1).それぞれ30秒を1〜3セット実施した.
今回,クラシックバレエダンサーのアキレス腱断裂後の理学療法を経験した.バレエに不可欠な足部アーチをつくるためには,後脛骨筋,長母趾屈筋,長腓骨筋,短腓骨筋などの筋力トレーニングが必須である.特に後脛骨筋,前脛骨筋,長腓骨筋,短腓骨筋の同時収縮を行う.図1はメディシンボール(1kg)を両足底部で把持している.図2は両足趾で把持しており,長母趾屈筋,長趾屈筋,足底内在筋を収縮することで,足部アーチを安定させる効果があると考える.足の内在筋は,動的なアーチ,推進力の維持や,足の微調整のためにも重要である1).それぞれ30秒を1〜3セット実施した.
参考文献
1)カレン・クリッピンガー(著),森下はるみ(監訳):図説 ダンスの解剖・運動学大辞典—テクニックの上達と損傷予防のための基礎とエクササイズ.p270,西村書店,2013
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