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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル55巻12号

2021年12月発行

文献概要

連載 臨床実習サブノート 診療参加型臨床実習—「ただ見ているだけ」にならないように!・9

慢性閉塞性肺疾患

著者: 杉谷竜司1 有薗信一2 東本有司3

所属機関: 1近畿大学病院リハビリテーション部 2聖隷クリストファー大学リハビリテーション学部 3近畿大学医学部リハビリテーション医学教室

ページ範囲:P.1378 - P.1382

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はじめに

 慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)は,タバコ煙を主要因とする肺の疾患です.肺胞壁の破壊や気道炎症により,運動耐容能の低下や呼吸困難感などを来し,ADLやQOLの低下を引き起こします.ADL自体は自立して可能なことが多く,局所的な筋力低下が生じることも少ないため,他の分野とは着目すべきポイントが異なります.重症度や病期(急性期,安定期)によって,理学療法の介入内容は変化しますが1),本稿ではリハビリテーション室に初めて来室したCOPD患者に対する診療参加型実習(clinical clerkship:CCS)のポイントを解説します.

参考文献

1)日本呼吸ケア・リハビリテーション学会呼吸リハビリテーション委員会ワーキンググループ,他(編):呼吸リハビリテーションマニュアル—運動療法,第2版.pp3-9,照林社,2012
2)O'Donnell DE, et al:Mechanisms of activity-related dyspnea in pulmonary diseases. Respir Physiol Neurobiol 2009;167:116-132
3)Waschki B, et al:Physical activity is the strongest predictor of all-cause mortality in patients with COPD. Chest 2011;140:331-342

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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