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連載 臨床実習サブノート 診療参加型臨床実習—「ただ見ているだけ」にならないように!・9
慢性閉塞性肺疾患
著者: 杉谷竜司1 有薗信一2 東本有司3
所属機関: 1近畿大学病院リハビリテーション部 2聖隷クリストファー大学リハビリテーション学部 3近畿大学医学部リハビリテーション医学教室
ページ範囲:P.1378 - P.1382
文献購入ページに移動慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)は,タバコ煙を主要因とする肺の疾患です.肺胞壁の破壊や気道炎症により,運動耐容能の低下や呼吸困難感などを来し,ADLやQOLの低下を引き起こします.ADL自体は自立して可能なことが多く,局所的な筋力低下が生じることも少ないため,他の分野とは着目すべきポイントが異なります.重症度や病期(急性期,安定期)によって,理学療法の介入内容は変化しますが1),本稿ではリハビリテーション室に初めて来室したCOPD患者に対する診療参加型実習(clinical clerkship:CCS)のポイントを解説します.
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